配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。
動画配信期:2024/7/11~2024/7/25
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:35 RBNZの政策スタンスの変化
2:35 NZドル/米ドル(NZD/USD)の動向
3:40 NZドル/円(NZD/JPY)の動向
4:28 豪ドル/NZドル(AUD/NZD)の動向
5:14 ポンド/ドル(GBP/USD)の動向
6:20 パウエルFRB議長の議会証言
7:08 米国債市場と株式市場の動向
8:01 ドル/円(USD/JPY)の現状と展望
9:03 【PR】口座開設特別キャンペーン
動画要約・まとめ
RBNZの政策スタンスの変化
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は昨日の会合で、政策金利(オフィシャルキャッシュレート)を5.5%に据え置きました。これで8回連続の据え置きとなります。注目すべきは、声明文の内容です。金融引き締めの必要性を認めつつも、その程度を緩和する可能性を示唆しました。これは、より緩和的な政策(ハト派)への転換を示しています。わずか2か月前の5月の会合では、長期間の金融引き締めを示唆し、場合によっては更なる利上げの可能性も示していました(タカ派的スタンス)。しかし今回は、利上げの可能性を否定し、むしろ利下げを視野に入れる内容に変わりました。インフレ率も今年後半には目標範囲内(1~3%)に戻ると予想しており、一部のエコノミストは11月にも利下げが始まる可能性があると見ています。
NZドル・豪ドル・ポンドの動向
-NZドル/米ドル:7月初めの安値0.6045米ドル付近を割り込むと、0.59台後半まで下落する可能性。
-NZドル/円:99円台に到達後、97.969円まで下落。98.45円が当面の天井。
-豪ドル/NZドル:1.11まで上昇。この水準は2022年10月以来の高値圏で、今後の方向性を決める重要なポイント。
-ポンド/ドル:イングランド銀行(BOE)高官のコメントを受けて上昇。1.28を超える水準まで上昇。
パウエルFRB議長の議会証言
パウエルFRB議長の議会証言については、前日とほぼ変わらない内容でしたが、政治的な質問に対しても慎重に回答していました。特に、9月の利下げが政治的なものと捉えられる可能性についての質問に対し、FRBは経済データのみを重視していると強調しました。
米国債市場と株式市場の動向
アメリカの10年債入札は好調で、長期金利は4.3%から4.28%まで低下しました。株式市場では、ダウ・ナスダック・S&P500のすべてが上昇し、S&P500とナスダックは史上最高値を更新しました。日本株も強く、日経平均先物ベースで42,500円から42,525円まで上昇しています。リスク選好の姿勢が強まっている中、本日の日本株の動向も注目されます。
ドル円相場の現状と展望
ドル円相場は161円後半では売りが多く、162円にはストップ注文も見られます。一方、161円前半では買いが入る状況です。短期的には161.30-40円付近でサポートされている可能性があります。
本日はCPI発表があるため、その結果次第ではアメリカの長期金利の更なる低下とドル安の流れが再び強まる可能性もあります。ただし、最近の傾向としてドル安・円安が進む展開が続いており、クロス円の上昇が円売りを引き続き牽引しているように見受けられます。
お知らせ:YouTubeでも外為マーケットビューを配信中
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。