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最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。
動画配信期間:2024/07/08~2024/10/08
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
時間がない方向け「ポイント要約」
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:35 複雑な円安・ドル高の展開
1:24 ドル円:160円突破
1:47 クロス円相場:安値からの反発
2:36 為替介入の可能性
3:57 対ドル相場:全般的なドル安傾向
3:59 為替介入の可能性
4:33 対ドル相場:全般的なドル安傾向
6:50 CFD(S&P500):高値更新と上昇トレンド継続
7:47 【PR】口座開設特別キャンペーン
動画の要約・まとめ
複雑な円安・ドル高の展開
先週金曜日に雇用統計が発表されました。その後、為替市場では円安なのか円高なのか、ドル高なのかドル安なのか、判断の難しい微妙な動きが続きました。この期間、近視眼的に市場に接近した投資家は、高値での買いと安値での売りを繰り返し、大きな損失を被った可能性が高いと推測されます。全体として、非常に難解な相場展開だったと言えるでしょう。
ドル円:上昇トレンドに陰り
ドル円のチャートを分析すると、木曜日と金曜日に陰線が出現し、久しぶりに短期の移動平均水準を下回りました。これは相場がやや落ち着きを取り戻した兆候と見られます。完全に売りに転じたわけではありませんが、上値の重さが感じられます。テクニカル指標のMACDも若干ながら下降傾向を示しています
クロス円相場:安値からの反発
ユーロ円は、一時的な下落から跳ね返って高く引けました。MACDのダイバージェンスも解消され、新たな相場局面に入ったと考えられます。
ポンド円も同様に、安値をつけた後に反発して高く引けています。完全な底打ちとは言えませんが、下落傾向からの脱却が見られます。
豪ドル円は、一時的に下値を試す場面がありましたが、最終的には高く引けて戻り高値を更新しました。高値圏での揉み合いが続いており、まだ明確な方向性は見出せていません。
為替介入の可能性
雇用統計の内容から予想される経済状況と比較すると、現在の円安の動きはやや過剰に見えます。このため、為替介入の可能性も考えられましたが、ドル円が若干後退したことが功を奏したのでしょうか。基本的な市場環境は変わっていませんが、円安傾向が続く可能性が高いと予想されます。ただし、ドル円チャートには不安定要素も見られるため、慎重な取引が求められます。
豪ドル円:戻り高値更新と強い上昇傾向
豪ドル円は下値を試す場面がありましたが、結局高値で引け、戻り高値を更新しました。豪ドルは最近の上昇トレンドが継続しており、投資家の関心を集めています。オーストラリアの金融政策や資源価格の動向が、豪ドル円の上昇を後押ししている可能性があります。
対ドル相場:全般的なドル安傾向
ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルのチャートを見ると、全体的にドル売りの傾向が強まっています。特に豪ドル米ドルは連日高値を更新しており、ドル安傾向が顕著です。
CFD(S&P500):高値更新と上昇トレンド継続
S&P500が再び高値を更新し、上昇トレンドが継続しています。ただし、高値圏での動きであるため、慎重な取引が求められます。
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株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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