ドル円 約38年ぶりの161円台へ
今週初めのドル円は、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まる中、159円台後半でスタートしました。
先週末、米6月購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回る結果となったことで、ドル円は159円台後半へと上昇しました。
週明けの24日(月)午前には159.92円前後まで上昇しましたが、その後158.70円台まで急落し、すぐに159円台に値を戻すなど神経質な動きとなりました。
25日(火)は159円台で横ばいとなりましたが、26日(水)は米長期金利の上昇を背景にドル買いが強まり、1986年以来の高値となる160.87円前後まで上値を伸ばしました。
27日(木)には反動でドル売りの動きが出て160円台前半まで下落しましたが、28日(金)は月末・四半期末にあたることから実需のドル買いの動きもあり、一時161円台前半まで上昇しました。
今週のドル円は158円台後半へと急落する場面もあったものの、週後半には約38年ぶりの高値となる161円台まで上昇する展開となりました。
来週は米6月ISM製造業景況指数やパウエルFRB議長発言、米FOMC議事要旨、米6月雇用統計など多数の重要イベントが予定されています。
日米の金利差を背景とした円安ドル高に歯止めがかからない中、米FRBが利下げの前提とする「インフレが継続的に鈍化している証拠」が示されるか、引き続き米指標に注目が集まります。
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