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FX/為替「ドル/円、156円台へ反落 米PCEに注目」 外為どっとコム トゥデイ 2024年5月31日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年5月31日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼30日(木)の為替相場
(1):豪経済指標はマチマチの結果
(2):米GDP予想通り下方修正
(3):NY連銀総裁「インフレは年後半に沈静化を再開」

▼30日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米4月PCEデフレーターに注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(木)の為替相場

期間:30日(木)午前6時10分~31日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪経済指標はマチマチの結果

豪4月住宅建設許可件数は前月比-0.3%と予想(+1.8%)に反して減少。一方で同時に発表された豪1-3月期民間設備投資は前期比+1.0%と市場予想(+0.7%)を上回った。

(2):米GDP予想通り下方修正

米1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比年率+1.3%と予想通りに速報値(+1.6%)から下方修正。同個人消費・改定値も+2.0%に下方修正された(予想+2.2%、速報値+2.5%)。同時に発表された米新規失業保険申請件数は21.9万件と予想(21.7万件)を上回り、前週(21.6万件)から増加した。

(3):NY連銀総裁「インフレは年後半に沈静化を再開」

NY連銀のウイリアムズ総裁は「金融政策が景気抑制的であるという十分な証拠がある」と発言。最近の物価データについては「インフレが低下に向かわなくなったサインだとは受け止めていない」とした上で「インフレは今年後半に沈静化を再開する」との見通しを示した。

30日(木)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:米4月PCEデフレーターに注目

昨日のドル/円は156円台へと反落。日本株の大幅安を受けて円を買い戻す動きが優勢となり157円台を割り込んだ。NY市場では米1-3月期国内総生産(GDP)・改定値が速報値から下方修正されたことで156.37円前後まで下落した。米GDPの7割を占める個人消費も下方修正されており、インフレ鈍化につながるとの見方から米長期金利が低下したためドル売りが出た。終値は約0.6%安い156.81円前後だった。
本日はNY市場で発表される米4月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)に注目したい。PCEデフレーターは米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する統計だ。米1-3月期GDPの下方修正などから米国の景気が鈍化し始めたとの見方も出ているだけに、4月PCEデフレーターが下振れするようなら早期利下げ観測が高まることも考えられる。

注目の経済指標:米PCEデフレーター

注目のイベント:日銀国債買入れオペ

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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