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南アフリカランド 月間為替予想「堅調なランド、南ア総選挙は追加的な押し上げ要因となり得る?」FXレポート 2024年6月

 

南アフリカランド相場見通し

米ドル下落がランド高につながった5月相場

 南アフリカ・ランドの対ドル相場は、グローバルな為替市場におけるリスクセンチメント、そしてそれを大局的に反映して変動する安全通貨であるドルの名目実効為替レートと連動性が高い(第1図)。

南ア

第1図:南アフリカ・ランド対ドル相場とドル名目実効為替レート

4月10日に発表された3月分米消費者物価の上振れによるドル高と共に下落に転じていたランドだが、4月下旬以降に発表された米経済指標に再び市場予想を下回るものが目立ち始めたことでドルが下落に転じると、再び反発に転じた。さらに5月15日に発表された4月分米消費者物価が再びインフレ動向の鎮静化傾向を示したことも、こうした流れを加速。加えて、5月29日に実施される南アフリカ総選挙において、これまで苦戦が伝えられていた与党アフリカ民族会議(ANC)が、当初想定ほどに苦戦とならず、現在掲げている財政再建策などに大きな影響を与えないとの見方が材料視され、ランドは4月下旬以降、主要な通貨の中では相対的に堅調な推移を示して来た(第2図)

主要通貨の対ドル上昇下落率

第2図:主要通貨の対ドル上昇・下落率(4/23~5/27)

本稿執筆時点で最終的な選挙結果は判明していないものの、結果次第ではランドの追加的な押し上げ要因となり得よう。もっとも、こうした政治絡みの材料の正確な評価は通常容易ではない。最近のランドの好調な推移は、FRBの利下げ期待の復元に伴う市場のリスクセンチメント改善に、高金利通貨でボラティリティの高い傾向のあるランドが反応していた面も小さくないとみている。この点、5月23日発表の米PMIが改善傾向を示すなど、ドルが再び持ち直すような兆候もみられている。今後も5月29日の選挙結果と共に、米国のインフレ・金融政策見通しと連動したグローバルな金融市場動向に引き続き注意が必要だろう。

南アフリカランド/円 週足チャート

南アランド円 週足チャート

南アフリカランド 特設サイト:
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店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
 
橋本 将司氏 公益財団法人 国際通貨研究所 経済調査部 上席研究員
橋本 将司(はしもと・まさし)氏
慶應義塾大学卒業後、三菱UFJ銀行に入行。国際通貨研究所研究員、グローバルマーケットリサーチ・シニアアナリスト、経済調査室ニューヨーク駐在などを歴任し、グローバルな為替市場やマクロ経済に加え、米国金融業界や金融規制など幅広い分野の調査業務に従事。現在国際通貨研究所において、為替市場や主要国の金融政策・マクロ経済動向の分析を担当。理論的な観点からの為替市場分析を得意とする。
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