来週のドル円関連重要イベント
4月8日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
4/8(月):
【日本】2月国際収支・貿易収支
4/10(水):
【アメリカ】3月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】3月月次財政収支
【アメリカ】米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
4/11(木):
【アメリカ】3月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
4/12(金):
【アメリカ】4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは10日(水)の米3月消費者物価指数(CPI)とFOMC議事要旨です。
10日(水)に発表される米3月消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。
インフレの実態を見極めるのに利用される指標で、米FRBが金融政策を決定する上でも重視するとされることから注目度が高くなります。
特に季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」は重要なデータとして注目されます。
10日には先月19日から20日にかけて開かれた米FOMCの議事要旨も公表されます。
先月のFOMCでは5会合連続となる政策金利の据え置きが決定され、年内の利下げ見通しも3回とする従来の予想が据え置かれて、市場はドル売りで反応しました。
米FRBの利下げ開始時期が焦点となる中、前回の会合でどのような議論が行われたのか、議事要旨の内容に注目が集まります。
今週、ドル円は好調な米指標を受けて上昇する場面もありましたが、週後半にはイランがシリアでの大使館攻撃を受けてイスラエルへの報復を宣言したことでリスク回避の円買いが強まり、下落しました。
来週発表される米CPIはFRBが重視するインフレ指標であり、結果次第で米金融政策の見通しが変化する可能性があります。
CPIが予想を大きく上回った場合はFRBの利下げ開始時期が後ずれするとの見方からドル高につながることが予想されます。
一方で中東情勢の緊迫化からドル円の上値が重くなる可能性もあり、続報に要注目となります。
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