「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①週足:年初来高値更新がカギ?・・・3本の移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーとなっており、昨年1月・3月安値を起点とした上昇トレンドラインを下値支持に上昇基調が継続しています。足元では149円台前半へ押し戻される場面もありましたが、下ヒゲを伸ばして150円台を回復しています。底堅い推移が続く中で上値模索の展開は続く可能性があります。そうした中で、まずは年初来高値150.88円前後を突破できるかが焦点となるでしょう。突破するようだと昨年高値151.90円台に向けて上昇の勢いを強めていきそうです。
ドル/円 週足チャート
今日のトレードシナリオ:買い目線
②相場展開の予想・・・149.00‐151.00円程度のレンジが続いていますが、上昇基調途中のため、押し目買い方針で考えて行きましょう。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.00円、149.50円、149.00円付近と見ます。また、151.00円を突破後に同水準が支持となると買い場になりそうです。
ドル/円 4時間足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
今週の注目経済指標・イベント
最大のイベントは8日の米2月雇用統計でしょう。前回1月が予想以上に好結果だったことから今回の結果にも注目が集まります。また、雇用統計の前哨戦となる米2月ADP全国雇用者数や米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数にも注目です。
3/5☆米2月ISM非製造業景況指数
3/5◎米大統領選スーパーチューズデー
3/6☆米2月ADP全国雇用者数
3/6☆カナダ中銀政策金利
3/6◎米1月JOLTS求人件数
3/6☆パウエルFRB議長講演(下院金融委員会)
3/6◎米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3/6◎デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
3/7◎24年春闘の要求集計結果公表
3/7☆米新規失業保険申請件数
3/7◎米1月貿易収支
3/7☆パウエルFRB議長講演(上院銀行委員会)
3/7◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
3/7◎バイデン米大統領一般教書演説
3/8◎日本1月貿易収支
3/8◎日本1月経常収支
3/8☆米2月雇用統計
3/8◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
『20時からFXライブ配信(19:40~宇栄原塾)』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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