「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①日足:150円台のレンジが続く・・・150円台で方向感のない推移が続いているため10日移動平均線が横ばい、RSIが高止まりしています。ただ、上昇トレンド途中の小休止状態のためレンジ上限の150.80円台を突破すれば上昇の勢いが強まる可能性があります。また、上値が重く反落したとしても150.00円付近を支持に下げ渋ることも考えられます。
ドル/円 日足チャート
今日のトレードシナリオ:レンジを意識した取引
②相場展開の予想・・・150.00-150.80円程度のレンジが続いているため安値圏で買い場、高値圏では様子見または高値ブレイク後に買い場を探っていくことになりそうです。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.00‐150.20円と見ますが150円台前半では買い場があるかもしれません。また、150.80円台の上値抵抗を突破した上で151円台に乗せると上昇の勢いが強まる可能性があります。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
今後の注目経済指標・イベント
今夜は複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が控えています。改めて早期利下げ観測をけん制する可能性があります。しかし、米利下げ観測がさらに後退することは現時点で考えづらく、ドル相場の上昇余地は限られそうです。また、市場の関心は明日の米1月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)に向かっていることもありドル/円は150円台で様子見ムードが広がりそうです。
2/28(水)
16:00 トルコ1月貿易収支
19:00 ユーロ圏2月消費者信頼感・確定値
19:00 ユーロ圏2月経済信頼感
22:30 米10-12月期GDP・改定値
22:30 米10-12月期GDP個人消費・改定値
22:30 米10-12月期コアPCEデフレーター・改定値
24:30 マン英MPC委員講演
24:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
26:15 コリンズ米ボストン連銀総裁講演
26:45 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
----- G20財務相・中央銀行総裁会議(~29日)
2/29(木)
09:30 豪1月小売売上高
※☆は特に注目の材料
『20時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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