「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:下落トレンドだが下げ渋り・・・10・20・80日移動平均線が下向きで弱気のパーフェクトオーダーが継続中。足元では142.00円付近を支持に下げ渋っておりディセンディングトライアングルを形成しています。10日線に上値を抑えられる中で142.00円を明確に下抜けるようだと直近の安値140.96円前後を視野に下落の勢いが強まる可能性があります。なお、MACDとシグナルがゴールデンクロスとなるようだと反発局面となることも考えられます。143円上抜けか142円下抜けによって動きが出てくるかもしれません。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:レンジ取引
②相場展開の予想・・・下落トレンドが続いていますが、142.00円付近を支持に底堅い状況で方向感が定まっていません。まずは現時点のレンジを意識した売買タイミングを見極めていきたいところです。
③トレードタイミング・・・現時点のレンジは142.00-142.80円付近となっています。そのため、142.00円付近で押し目買い、142.80円付近では戻り売りタイミングがあるか見極めていきたいところです。また、142.00円を下抜け、もしくは143円を上抜けると新たな動き出る可能性もあるため注目です。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ロンドン・欧州勢はクリスマス休暇が明けて本日から市場に戻ってきます。しかし、今夜は重要イベントが控えていません。引き続き方向感のない展開となりそうです。なお、本日は年内最後のスポット応当日となります。実需フローによる不規則変動が起こる可能性があるため、特にロンドン・フィキシング(25時)前後の値動きに注意しましょう。
12/27(水)
24:00 米12月リッチモンド連銀製造業指数
27:00 米5年債入札(580億ドル)
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
『21時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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