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ドル/円、146円台からの戻り鈍い…米PCEデフレーターが予想以上の鈍化だとドル安・円高加速か(NY市場の見通し)2023/11/30

ドル/円、146円台からの戻り鈍い…米PCEデフレーターが予想以上の鈍化だとドル安・円高加速か

東京市場のドル/円は、下げ渋る展開。序盤は前日NY市場のドル売り・円買いの流れを引き継ぎ146.84円前後まで弱含みました。しかし、その後は米長期金利の持ち直しもあり147.10円台まで小幅ながら値を戻しました。また、欧州市場に入ると147.27円前後まで強含みましたが、上値は重く146円台へ押し戻されるなど方向感のない値動きが続いています。

今夜は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視している個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表されます。市場予想は、前月比+0.1%、前年比+3.0%と前回(+0.4%、+3.4%)から鈍化すると見られています。早期利下げ転換への思惑が浮上する中で、予想以上の鈍化となれば一段のドル安を招く可能性があります。また、その後のウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演にも注目しましょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日終値で一目均衡表の雲下限を下抜けたため三役逆転が確定し売りシグナルが点灯しています。チャート形状から見ても高値・安値ともに切下げているため短期的な下落基調と見てよさそうです。仮に前日安値(146.66円前後)を割り込むと7月安値から11月高値への上昇幅の38.2%押し146.30円付近が下値メドとなりそうです。また、N計算値では145.00円前後となります。ただし145円を割り込むまでは中長期的な上昇基調に変化はないと見ます。他方で151.92円前後の高値を起点とした三波動で考えると一波が6日下落、二波+三波(前日)が6日となっています。波動と時間関係から下げ渋る可能性があることも考えておきましょう。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

11/30(木)
19:00☆ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値
19:00 ユーロ圏10月失業率
21:00 メキシコ10月失業率
21:00 南ア10月貿易収支
22:30 カナダ7-9月期GDP
22:30 カナダ9月GDP
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:30 米10月個人所得
22:30 米10月個人消費支出
22:30☆米10月PCEデフレーター
22:30☆ラガルドECB総裁講演
23:15☆ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
25:00 グリーン英MPC委員講演
26:00 ナーゲル独連銀総裁講演
----- OPECプラス閣僚級会合

※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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