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ドル/円 今日の見通し「米CPIに注目集まる!152円突破なら日本政府・日銀による円買い介入の可能性も?」2023/11/14

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

目次

 

今日のドル円 トレードシナリオ

テクニカル分析で環境認識

①日足:6日連続陽線・・・149円台から切り返すと6日連続で陽線出現と堅調な地合いが続く中で、昨日は151.91円前後まで上伸して年初来高値を更新しています。その後は、昨年高値151.94円前後を前に小緩んでいますが、151円台後半で高止まり状態となっています。10日線とRSIが横ばいとなったことからも足元の動きが鈍っているのが分かります。ただ、上昇基調は継続していますので151円台前半では押し目買いが入りやすくなりそうです。

ドル/円 日足チャート

トレード方針:買い取引

②相場展開の予想・・・上昇トレンドが続いていますので買い目線は継続です。本日は米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていますので、それまでは上値の重い展開が続きそうです。仮に、日本政府関係者による円安けん制から小緩んだ場合は押し目買い局面となる可能性がありますので注視しておきましょう。

③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.50‐150.60円、150.00-150.20円付近と見ます。また、152円突破後に同高値を下値支持に反発の局面があれば買い場を見極めましょう。ただ、状況次第では円買い介入が実施される可能性もあるため注意しましょう。

ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)

ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/

注目経済指標・イベント

④ポイント解説・・・ 今夜は、米10月消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場では前年比+3.3%と前回(+3.7%)から鈍化すると見られている一方で、コアCPIの前年比は+4.1%と前回(+4.1%)から横ばい予想となっています。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げの可能性を探る上で、注目されていることから発表後は荒い値動きとなりそうです。

16:00☆英10月失業保険申請件数
16:00☆英10月失業率
16:00☆英7-9月週平均賃金
17:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
17:00 レーンECB専務理事講演
18:30 南ア7-9月期失業率
18:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
19:00☆独11月ZEW景況感調査
19:00 ユーロ圏11月ZEW景況感調査
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP・改定値
19:30 ジェファーソンFRB副議長講演
21:00 ディングラ英MPC委員講演
22:30 米10月消費者物価指数
22:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
22:45 ピル英MPC委員講演
24:00 バーFRB副議長講演
25:00 メスター米クリーブランド連銀総裁講演
26:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
26:45 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演

11/15(水)
08:50 日本7-9月期GDP・速報値
09:30 豪7-9月期賃金指数

※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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