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来週の為替予想(米ドル/円)「イベント通過で調整バイアスが高まるか」ハロンズ FX 2023/11/4

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2023年11月3日 14時40分

イベント通過で調整バイアスが高まるか

10月30日週の米ドル/円は151円台へ上伸も後が続かず

日銀が政策修正観測で148.801円まで低下した米ドル/円は、日銀の緩和継続姿勢を受けて151.713円まで上昇し、昨年10月の151.942円に迫りました。その後、FOMCの内容が米国の追加利上げ期待を低下させたほか、米財務省の国債発行額が思ったほど増加していなかったことで、米10年債利回りが低下すると、米ドル/円は149.84円付近まで押し戻されました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FX ライブ配信、黄色信号のドル(USD)より豪ドル(AUD)を選好か (2023年11月2日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

政策転換の兆し、米ドル/円は上値重そう

日銀は、イールドカーブ・コントロール(YCC)における長期金利の上限である1%を厳格的に運用してきたところから、1%を目途として金利がそれを超えて上昇することも容認するように金融政策を調整しました。これはYCCの形骸化につながり、事実上のYCC政策撤廃と受け取っても良さそうです。かたやFRBも12月の利上げの可能性を残しつつ、引き締め局面が終了した可能性も認めるなど、こちらは事実上、利上げサイクルの終了を示唆した様子です。日米の金融政策が一つの節目を迎えた感じで、正直、これまでのような米ドル買い・円売り一辺倒の流れが一度、修正される期待はあります。9日に公表される10月日銀会合の主な意見の中で、政策修正に対する活発な意見が見られるようなら、改めて円買いが強まる危険はあるでしょう。また、米国の10年債入札もあるため、米ドル/円は日米の金利差動向を意識した展開を想定しながらも、円安材料が限られる中で、さえない展開となる可能性はありそうです。

米ドル/円、短期は戻り売り目線?

151円台へ到達したものの、さすがに足許の上昇ペースが速く、調整売りが出やすい状況のようです。149.83円付近に21日移動平均線、149.511円に日足一目基準線、149.11円付近に期間21日のボリンジャーバンドの-1σと、149円台はサポートラインが豊富ですが、これをじりじりと攻略していきそうな雰囲気を感じます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:148.000-152.000

11/6 週のイベント:

11/6(月) 8:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
11/7(火) 8:30 日本 9月全世帯家計調査・消費支出
11/7(火) 8:30 日本 9月毎月勤労統計調査-現金給与総額
11/7(火) 22:30 米国 9月貿易収支
11/7(火) 27:30 米国 ローガン米ダラス連銀総裁、発言
11/8(水) 24:00 米国 9月卸売売上高
11/8(水) 27:00 米国 10年債入札
11/9(木) 8:50 日本 日銀会合の主な意見(10月30・31日分)
11/9(木) 8:50 日本 9月国際収支・貿易収支
11/9(木) 8:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
11/9(木) 14:00 日本 10月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
11/9(木) 14:00 日本 10月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI
11/9(木) 17:35 日本 植田日銀総裁、発言
11/9(木) 22:30 米国 新規失業保険申請件数
11/9(木) 28:00 米国 パウエルFRB議長、発言
11/10(金) 21:30 米国 ローガン米ダラス連銀総裁、発言
11/10(金) 23:00 米国 ボスティック米アトランタ連銀総裁、発言
11/10(金) 24:00 米国 11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

一言コメント

プロ野球の日本シリーズは大阪ダービーとなり、阪神が3勝目を挙げて優勝に大手を掛けました。阪神ファンは38年ぶりの美酒を心待ちにしているんでしょうね。

 
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