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豪ドル/円 今日の見通し「中国GDPは減速予想 悪すぎた場合には?」2023/10/18

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は横ばい。中東の地政学リスクを背景とした買いが入ったが、石油輸出国機構(OPEC)プラスによる増産の可能性などが上値を抑えた。終値は前営業日比±0.00ドルの1バレル=86.66ドル(10月17日)。

・10月3日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・9月27日に発表された豪8月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.2%(前月+4.9%)だった。7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。

・9月14日発表の豪8月雇用統計は、雇用者数が市場予想(2.50万人増)を大きく上回る6.49万人の増加だった。失業率は3.7%で前月から変わらなかったが、労働参加率が67.0%まで上昇し過去最高を記録した。

今日のメインシナリオは

中国GDPは減速予想 悪すぎた場合には?

本日は中国の7-9月期国内総生産(GDP)や9月小売売上高などが発表される。中国ではゼロ・コロナ政策解除後の景気回復が進んでいない。中国のGDPは4-6月期が前年比+6.3%だったのに対し、市場は7-9月期は+4.5%まで成長の速度が減速すると予想している。中国政府が掲げた今年の成長目標は「5%前後」だ。中国7-9月期GDPが予想を下回った場合、中国政府の掲げた目標達成が難しくなるため、中国と交易関係の強い豪ドルにとって売り材料となりそうだ。
仮に、あまりにも結果が悪すぎた場合には、中国政府に対する景気支援策実施期待が高まる可能性があるため、売り一巡後は一方的な豪ドル売りには繋がらないのではないか。

この先の個別相場変動

■中国7-9月期GDPが予想以上に減速していた
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる
⇒中国当局に対する景気支援策実施期待が高まる
⇒豪ドルの下落は一時的

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国7-9月期GDP
中東情勢
米長期金利動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。8時に豪ドル/円のボリンジャーバンドで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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