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大口投資家の動向は?「円ネットショート減少」【最新IMMポジション】2023/10/16

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート減少

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング8週連続減少

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート減少】
10月10日時点で円のポジションは、ドルに対して9.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショートともに大きくポジションが減少したが、ショートの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から約1.5万枚減少した。
期間中のドル/円相場は、政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えたほか、FRB高官が相次いで追加利上げに慎重な姿勢を示したことなどにより一時148.17円前後まで下落。
米国の追加利上げの可能性が低下したことや、中東の地政学リスクが急速に高まったことなどから、投機筋は円ポジションの調整に動いたようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング8週連続減少】
10月10日時点でユーロのポジションは、ドルに対して7.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングの取り崩し度合いが大きかったため、ネットロングは前週から約0.3万枚減少した。
期間中のユーロ/ドル相場は、米国の追加利上げ期待が後退したことで約2週間ぶりとなる1.0620ドル前後まで上昇した。
しかし中東の地政学リスクが急速に高まったこともあり、投機筋はユーロロングポジションの手仕舞いに動いたようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットショート増加】
10月10日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングの取り崩し度合いが大きかったため、ネットショートは前週から0.3万枚増加した。
期間中のポンド/ドル相場は、米国の追加利上げへの期待が後退したことで1.2291ドル前後まで上昇。
そうした状況でも、英経済の減速懸念や英中銀(BOE)の利上げ打ち止め観測があることから、投機筋のポンド/ドル相場に対する弱気な見通しに大きな変化はないようだ。


↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション


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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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