来週のドル円関連重要イベント
10月9日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
10/10(火):
【日本】8月国際収支・貿易収支
10/11(水):
【アメリカ】9月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
10/12(木):
【日本】8月機械受注
【アメリカ】9月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】9月月次財政収支
10/13(金):
【アメリカ】10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは11日(水)の米FOMC議事要旨、12日(木)の米9月消費者物価指数(CPI)です。
11日(水)には先月開かれた米FOMCの議事要旨が公表されます。先月のFOMCでは金利据え置きが決定された一方で年内にあと1回の利上げが示唆され、市場はドル買いで反応しました。米FRBが追加利上げを想定した背景にどのような議論があったのか、議事要旨の内容に注目が集まります。
12日(木)には米9月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。物価の変動を表すためインフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に重視されます。米FRBが金融政策を決定する上でも重視するとされるため、非常に注目度の高い指標です。
今週、米8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想を大きく上回ったことなどからドル円は一時150円台に乗せ、昨年10月21日以来の高値を更新しました。しかし直後に147円台前半まで急落し、市場では為替介入が行われたとの見方も出ました。
来週はFRBが重視するとされる米CPIが注目され、予想以上に強い結果となれば再びドル円が上昇することが予想されます。ただし為替介入への警戒感からドル買いが抑制される可能性もあり、慎重に方向感を見極める必要がありそうです。
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