「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーを維持しており、RSIが70ライン近辺で推移していることから上昇基調は継続です。足元の勢いから見て、150円を突破する可能性は十分あります。また、反落したとしても10日線が位置する149.00円付近が下値支持として意識されそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
②相場展開の予想・・・連日で年初来高値を更新しており150円を突破するのも時間の問題かもしれません。150円を突破すると政府・日銀による円買い介入の警戒感が高まりますが、現状は上昇基調ですので注意しつつ買い目線は継続です。
③トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは、149.50-60円程度、150.00円を突破後に同水準を支持に反発したタイミングと見ています。以下の(図2)外為注文情報から149.90-150.00円付近には多めの売り指値が入っているため伸び悩む可能性がありますので注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・今夜は、週末に米9月雇用統計を控える中で米8月JOLTS求人件数に注目が集まりそうです。市場予想は881.5万件と前回(882.7万件)からほぼ横ばいとなっているだけに予想と大きく異なる結果となればドル相場は強く反応する可能性があります。
10/3(火)
15:10 レーンECB専務理事講演
15:30 スイス9月消費者物価指数
16:00 トルコ9月消費者物価指数
21:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
21:45 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
23:00☆米8月JOLTS求人件数
※☆は特に注目の材料
ライブ(17時から)で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。