「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きを維持しており、RSIが70ライン近辺で推移していることから上昇基調は継続と見れます。一時149.82円前後まで上伸しており150円が視野に入りました。
②4時間足:149.50円で反発?・・・149.82円前後まで上伸後に調整売りが入っていますが、目先は149.50円前後が下値支持となりそうです。下抜けても149円前半では押し目買いが入りやすそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・上昇基調が継続する中で年初来高値を更新しています。そうしたことから買い目線は継続です。なお、150円を突破すると政府・日銀による円買い介入の警戒感が高まるため注意しましょう。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは、149.50円、149円程度の水準と見ます。150円を前に伸び悩む可能性もありますが、トレンドに沿った押し目買いが優位ある取引になるでしょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は、米9月ISM製造業景況指数に注目が集まります。市場予想によれば、47.9と前回(47.6)からやや回復すると見られています。また、その後のパウエル米連邦(FRB)議長の講演にも関心が寄せられています。これらを受けて米長期金利が大きく変動するようだとドル/円相場にも強く影響を及ぼしそうです。
10/2(月)
16:50 仏9月製造業PMI・改定値
16:55 独9月製造業PMI・改定値
17:00 ユーロ圏9月製造業PMI・改定値
17:30 英9月製造業PMI・改定値
18:00 ユーロ圏8月失業率
22:45 米9月製造業PMI・改定値
23:00☆米9月ISM製造業景況指数
23:00 米8月建設支出
24:00 メキシコ9月製造業PMI
24:00☆パウエルFRB議長講演
24:00 マン英MPC委員講演
26:30 ウィリアムズ米NY連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
ライブ(17時から)で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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