「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・20・80日移動平均線が上向きとなる中、10日線が横ばいで下値支持として意識されています。RSIは50ライン上でやや上向きであることから上昇基調継続と見れます。しかし、148.00円付近の上値が重く伸び悩んでいるため、方向感のない値動きとなる可能性があります。
②4時間足:147円台での推移が続く・・・上昇基調の中で底堅いが上値が重く147円台での推移が続いています。なお、上値が重いとはいえわずかに高値を更新する動きとなっていることから148円を突破する動きを見せる可能性もありそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・147円台で方向感のない値動きが続いていますが、上昇トレンド途中のもみ合いであるため、買い目線で考えていきたいところです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは147.50円、147.00円程度と見ます。しかし、上昇の勢いが加速して心理的節目である148.00円を突破しても大きく上値を伸ばすことは期待しにくいため注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・市場では明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が集中していることから、仮に上抜けても大幅な上伸は期待しにくいでしょう。一方で、下値は10日移動平均線(執筆時147.46円前後)を支持に底堅い推移が続く見通しです。なお、本日のNY市場では米8月住宅着工件数が発表されます。
9/19(火)
21:30 カナダ8月消費者物価指数
21:30☆米8月住宅着工件数
21:30 米8月建設許可件数
21:30 エルダーソンECB専務理事講演
26:00 米20年債入札(130億ドル)
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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