「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きとなる中で10日線が下値支持として意識されています。また、RSIが上向いていることからも足元の上昇の勢いが強まっていることがわかります。目先のチャートポイントとして年初来高値(147.37円前後)が意識されそうです。
②4時間足:上値摸索の展開・・・収縮していた10・20・80本移動平均線が上向きに拡大しており、RSIが70ライン近辺まで上昇してきています。そうした中で、一時的に147円台を突破し上値摸索の展開となっています。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・上昇基調が継続する中で年初来高値(147.37円前後)を視野に入れた展開となりそうです。147円突破後に押し目買いポイントを探っていきたいところです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは146.80円、146.50円程度と見ます。147円台に定着すればさらなる上値を試すことも考えられる一方で反落すれば伸び悩む展開となりそうです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は重要イベントが予定されていないこともあって、ドル高・円安の流れが変わる公算は小さいでしょう。そうした中で、足元のドル/円は146円台後半で上値余地を探る展開となっており、米国債利回りや米株式の動き次第では年初来高値(147.37円前後)を試すことも考えられます。
9/5(火)
18:00 ユーロ圏7月生産者物価指数
18:30 南ア4-6月期GDP
23:00 米7月製造業新規受注
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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