指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。
上下とも売買混在、ポジション傾けづらい
本日アジア時間から、ロンドン時間にかけてのドル/円は失速。中国の不動産大手・恒大集団（エバーグランデ）が米NY裁判所に連邦破産法15条の適用を申請したほか、中国政府が人民元防衛のために国有銀行に対して為替介入の強化を指示したことなどがドル/円の上値を重くした。ドル/円は145.156円まで低下した。
現状レベルの上側、145.700円～146.050円に少額だが断続的に売りが並んでいるほか、145.650円～145.750円、146.000円にストップ買いが確認できる。一方、下方向は145.100円～145.200円に買いが観測されるほか、145.050円、145.150円、145.400円にストップ売りが確認できる。
期間21日のボリンジャーバンド（BB）+1σレベルが145.15円付近に位置しており、これを割れたレベルにストップ売りと少しオーバーシュートしたところを買い拾いたい投資家の買いが観測される。また、上方向も売買が交錯しており、個人投資家はポジションを傾けづらい感じだ。
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