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ドル/円、142円台へ軟調…米国債格下げに対するインパクトは未知数(NY市場の見通し)

ドル/円、142円台へ軟調…米国債格下げに対するインパクトは未知数

東京市場のドル/円は上値の重い展開。早朝に米国債格下げが発表されたことでドル売りが強まると142.60円台まで軟化しました。その後、143.30円台まで持ち直したものの、午後に入り日本株が下げ幅を拡大すると円買いが強まり、再び142.60円台へと弱含みました。

欧州株価についても軟調でリスクオフの円買いがさらに強まると一時142.23円前後まで下値を拡大。本日の高値から1円超、下落する動きを見せました。

引き続きNY市場でも株安の流れが続くようだと142円を割れる可能性も考えられます。一方で、下げが限定的となれば円安再開の目もありそうです。他方で今夜は、4日の米7月雇用統計の前哨戦として米7月ADP全国雇用者数が発表されます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

8/2(水)
21:15☆米7月ADP全国雇用者数

8/3(木)
10:30 豪6月貿易収支
10:45☆中国財新7月サービス業PMI
※☆は特に注目の材料

最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
https://www.gaitame.com/markets/calendar/ 

今日の注目トピック

今朝方、NY市場終了後に格付け会社フィッチが米国の外貨建て長期債格付けを最上位の「AAA」から「AA+」に引き下げました。引き下げた理由については「今後3年で予想される財政状況の諸国・地域と比較したガバナンスの低下を反映している。この間、債務上限の対立と土壇場での解決が繰り返されてきた」と説明。ただ、米国債引き下げについてイエレン米財務長官は格下げが「恣意的」であり「最新でない」として「フィッチの決定に強く意義を唱える」と声明で反論しました。バイデン政権の当局者も「奇妙で根拠がない」と指摘。今回の件がマーケットにどのような影響を及ぼすのか引き続き注視する必要がありそうです。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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