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ドル/円、140円後半まで上昇余地あり?短期的には「買い」で勝負【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年7月19日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

先週金曜日あたりからドル/円が下げ止まりました。
今週前半は137円後半~139円台前半で、時折激しい値動きで推移しております。
ドル/円は遅れながら売り目線と先週のコラムで執筆いたしましたが、137円台前半まで切り下げたことにより、日足レベルでは半値押しの水準まで下落したことになります。上昇の調整とすると、8円近くの下落となりました。

目次

▼ドル/円は底が入ったか?反転上昇?それとも単なる調整戻し?
▼前回は満月、今回は新月がきっかけ?
▼ドル/円、140円と141円がポイントか?
▼ドル/円、140円台後半は十分可能性としてある?

ドル/円は底が入ったか?反転上昇?それとも単なる調整戻し?

出所:TradingView

現在は139円台前半で推移しておりますが、今後は上昇トレンドに回帰するのか、それとも下落トレンド再開となるのか、見極めによっては大きく利益を得られるでしょうし、逆方向で勝負してしまうとそれなりの損失を被りそうです。
正直、個人的にはまだ迷っておりますが、目先だけの値動きで考えますと、4時間足では底が入った形状になっているため、短期的にロングポジションをとっています。
本日はこのあたりを解説していきたいと思います。

前回は満月、今回は新月がきっかけ?

出所:TradingView

ドル/円4時間足です。
昨日は新月でした。大潮のサイクルは2週間おきにやってきますが、金融市場もこのサイクルで動き出したり、止まったりすることが多いです。
個人的には、かなり気にしながらトレードするのですが、見事に今回は下落が止まった?かのように見えます。
実は2週間前に満月だったのですが、その時もドル/円はTOPをつけています。
マーケットの転換点や起点になりやすいので、注目しているのですが、ご興味ある方は使ってみてください。
話を戻しますが、そのきっかけと昨晩なったようにも思えます。
また、昨晩21:30に発表されたカナダCPIの結果は前年同月比で+3.0%→+2.8%と市場予想を下回り、順調に低下傾向にあります。
このペースですと、年末には2.0%を割り込みそうです。先進国の中でもいち早くカナダは脱インフレとなるかもしれません。
カナダと米国は隣国で、カナダ経済は米国に75-80%程度、貿易相手国として経済依存しており、米国にとってもカナダは大きな輸入先です。
これらを背景に米生産者物価の一段の低下が意識されたのかもしれません。
しかしながら、カナダCPIの発表後、ドル/円は一時137.70円を割り込むレベルだったのですが、植田日銀総裁の「物価見通し2%に到達に関して」のコメントをきっかけに数時間後には139円台に戻りました。
何ら変わりのないいつも通りの発言でしたが、これを受けて反発したことを考えると、売りと買いが大きく交錯し、マーケットが一巡した可能性があると考えました。
これらの値動きを察知し、ドル/円ロングに転じた理由の1つです。
またRCI分析になりますが、RCI26が0.00ラインを突破、少し時間差をおいてRCI52が-80ラインを突破しました。これも反転上昇加速の合図になります。
これが138円台後半から買いポジションを作り始めた理由の2つ目です。

ドル/円、140円と141円がポイントか?

出所:TradingView

さらに買いポジションに対しての利食い場所について、フィボナッチ分析で目安を見つけていきたいと思います。
まず、節目である140円前後はフィボナッチ38.2%戻しの水準です。
目先はこのポイントまで上昇すると踏んで買いトレードを進めております。
もう一つは上段の141円の手前です。
ここはこの下落の起点となったポイントから引いて50%戻しの水準となります。
よって来週のFOMC-BOJまでに141円付近まで上値を伸ばしている可能性を考慮してスイングしていこうと思います、ストップは138円割れで。

ドル/円、140円台後半は十分可能性としてある?

出所:TradingView

ドルインデックスチャートも見ておきます。
重要サポートラインを先日割り込みましたが、現在はドル/円同様に反発傾向にあります。
戻しの目安は100.80-101.00あたりでしょうか?
距離にしてちょうど0.75−1.00%の上昇余地がありますので、ドル/円の騰落率で言いますと、140.50-140.85程度までは上昇幅がありそうです。よって、やはり140円台後半まで引っ張る価値があるのではないでしょうか。
これらを加味して、140円-141円付近の戻りはある程度妥当ではないかと判断した次第です。
あくまで短期ですが、一時的にドル/円を上昇目線に戻して今週後半は勝負していく予定です。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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