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ドル/円、絶好の買い場を逃さない!〇〇円で「喜んで」買います【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年7月5日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今週前半は144円台に終始しております。
月曜日の米ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことにより、一瞬だけ144円を割り込むタイミングもありましたが、即戻してしまいました。
その後、144円台ミドルで安定的に推移しております。
145円の為替介入を意識した攻防になっておりますが、下値も硬く、下で買いを入れるトレーダーが多いようです。

2023年7月4日時点の外為どっとコムのドル/円の買いスワップ金利は1万通貨あたり215円相当が付与されていますので、1ヶ月ポジションをキープしますと、6,450円以上の金利が付与されることになります。(スワップポイントを固定と仮定)
https://www.gaitame.com/service/fx/swap-cal.html

つまり、1ヶ月キープしますと、64.5pipsが無償で付いてくるカラクリになります。
よって、144円手前で拾うことができれば、1ヶ月後には事実上143.36円相当でロングしたことになる状況です。
そしてこの金利水準は続くことが想定できますし、今月下旬のFOMCにて利上げとなれば、さらにスワップ金利は上昇することになります。
よって、個人投資家もドル/円のロングポジションをカットする必要がない状況になりつつあるのです。
時間の経過とともに、個人投資家側が有利になりますので、損切り位置を徐々に遠くに移動することができます。
これでは為替介入後、ストップロスの発生確率が遠のくでしょう。つまり時間が経てば経つほど、ドル/円のロング勢が有利になるとも言えるのです。
この状況が徐々に生み出されており、最近の値動きにつながっているものだと考えます。さらに、この状況はしばらく続くでしょう。

目次

▼ドル/円、三角保合を抜けるもまだレンジ継続か?
▼ユーロ/ドルも小動きな展開

ドル/円、三角保合を抜けるもまだレンジ継続か?

出所:TradingView

ドル/円4時間足です。
現在三角保ち合いを形成中ですが、個人的にはこのまま横に抜けて、なおレンジ相場で推移するのではないかと考えております。
ここしばらくドル/円ロング戦略のみですが、スワップ金利で上乗せされる収益が予想以上になっております。わかっていても病みつきになります。
世界中の投資家含めて同じ心理状況でしょう。
143円台はやはりまだ絶好の買い場であり、為替介入リスクも低くなるため、安心してロングポジションを持てます。
今週のサポートは144円となりますが、明日の新規雇用者数保険申請件数やJOLTSが悪化して下げた場合も絶好の買い場となるかもしれません。
雇用統計の悪化レベルでも、143円台は個人的にはぜひ買いたいと考えてしまうレベルです。
それほど、この金利差が大きく有利に働くと予想します。
今週はテクニカル分析相場ではないように考えておりますので、単純なキャリートレード戦略でお伝えしたいと思います。
まとめますが、非常に単純で、144円手前まで押したら買い、143円台に突入しても喜んで買い、といたします。

ユーロ/ドルも小動きな展開

出所:TradingView

ユーロ/ドル4時間足に切り替えます。こちらも同じく値幅がありません。
100pips程度の値幅で終始しており、方向感にかける展開です。
現状、上昇トレンドを終えて、6月下旬から右肩下がりの相場に移行しつつあるようです。
ウェッジを形成中ですが、下限ラインに向けて下落しているようにも感じます。
フィボナッチ的には1.0823付近が50%押しのため、今週後半はこのポイントが一つの目安となりそうです。
ここを割り込む場合は、1.0778の61.8%押し且つサポートラインが引けるポイントが第二ターゲットとなりやすいのではないでしょうか。
この2つの水準を意識しつつ、ユーロ/ドルのチャンスを感じております。
しかしながら、値幅がなくあくまでも短期的なトレードとさせてください。今週限定のデイトレードに近い戦略になります。
今週後半は経済指標次第ですが、市場予想と大きく乖離しない限り、小動きな展開を予想しています。
よって、キャリートレードが無難ではないでしょうか。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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