豪ドル/円今日の見通し「注目のRBA理事会！利上げか据え置きか意見が割れる」2023/7/4

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

今日の豪ドルトレードシナリオ

昨日から現在までの相場

本日13:30RBA理事会開催！政策金利発表！！
・6月6日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を4.10%へと0.25%の利上げを実施した。本日の会合では「利上げ」「据え置き」どちらの可能性もあると市場は見ている。

・NY原油先物市場は反落。サウジアラビアが8月も追加減産を継続すると発表したことで上昇する場面も見られたが、主要国での金融引き締め長期化による景気減速懸念が重しとなった。終値は前日比-0.85ドルの1バレル＝69.79ドル（7月3日）。

・6月28日に発表された豪5月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+5.6%となり、前月の+6.8％からインフレは鈍化。4月26日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+7.0%となり、前四半期（+7.8%）から鈍化した。

・豪5月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想（1.75万人増）を大きく上回る7.59万人の増加だった。失業率は3.6％へ低下、労働参加率は過去最高となる66.9%となった（6月15日）。

今日のメインシナリオは

注目のRBA理事会！利上げか据え置きか意見が割れる

本日RBA金融政策会合（理事会）を開催し、13時30分に政策金利を発表する。前回の理事会でRBAは0.25％の利上げを実施。市場は据え置きを予想していただけにサプライズとなった。
その後、発表された各経済指標の結果を見ると、今回の理事会も利上げか据え置きかは微妙な判断となりそうだ。豪州5月月次CPIは大きく鈍化を示したが、内容を見ると値動きの大きい自動車燃料が大幅に低下していたことが主な要因だった。
値動きの大きな生鮮食品や自動車燃料などを除いたコア指数は前月からわずか0.1%の鈍化だった。これをRBAがどう捉えるかによるのではないか。

短期金利市場では2割程度しか利上げを織り込んでいない。そのため、前月同様にサプライズの利上げとなった場合には、豪ドルは相応に買われることになりそうだ。
市場予想通り据え置きだった場合には、声明の内容次第で今後の動きが変わりそうだ。

この先の個別相場変動

■RBAが利上げを実施する
⇒市場は据え置きを予想している
⇒サプライズの利上げとなり、豪ドルは急速に買われる

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豪ドル円最新チャート分析

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「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。7時に豪ドル/円のストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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