目次
▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円 今夜の相場見通し
環境認識を行いましょう。
日足チャートを見ると、年初来高値を連日更新しつつ高値を切り上げていることから上昇基調は継続と見れます。また、10・20・80日移動平均線が上向きで、10・20日線についてはサポートとして下支えしていますので堅調であることが分かります。東京市場では142.25円前後へ到達し2022年11月11日以来の高値を更新しました。しかし、142.20-30円はレジスタンスとして意識されており上値を抑えられて反落しています。目先は、昨年10月高値151.94円前後から今年1月安値127.23円前後への下落幅に対する61.8％戻しの142.50円前後を目指す展開が想定されますが、まずは、142円台へ定着できるかがポイントになります。
4時間足を見ても上昇基調であることは分かりますが、気になるのは終値ベースで142円を上抜き切れていないところです。上ヒゲ連発で142円台の上値が重いように見受けられます。ただ、下値については141.50円付近をサポートに底堅い展開となっています。そうした中で、終値で142円を上抜くようだと再び年初来高値を更新する動きとなる可能性があります。
東京市場では、政府による円安けん制発言や日経平均株価が下げ幅を拡大し円買い・ドル売りを強める場面がありました。しかし再び反発するなど底堅い展開となっています。そのため、本日の高値142.25円、安値水準141.50円のレンジと考えて、方向感を模索する展開となるか、どちらかにブレイクして勢いが増すのかにも注目しておきましょう。
ドル/円の予想 まとめ
本日のドル/円トレード方針は、基本は買いです。年初来高値を更新後は反落して141円台へ押し戻されていますが、上昇基調の中の調整下落とも受け取れます。底堅い値動きが続いていることもありますので、押し目買いポイントを探っていきましょう。
ドル/円見通し動画
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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