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大口投資家「円ネットショートやや減少」【最新IMMポジション】2023/5/1

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート大幅に増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロング増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート大幅に増加】
4月25日時点で円のポジションは、ドルに対して6.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩され、ショートが大幅に積み増しとなったことから、ネットショートは前週から約1.2万枚増加した。
期間中のドル/円相場は、日銀が4月28日の金融政策決定会合において金融政策を維持するとの見方が強まったことで、19日に135.13円前後と3月10日以来の水準まで上昇。しかしその後は、米金融システム不安が再燃したこともあり、133.37円前後まで押し戻された。
その中で 、投機筋は円売りポジションを増やしており、日米金融政策の方向性の違いから円安地合いが続くと見ているようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング増加】
4月25日時点でユーロのポジションは、ドルに対して16.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増され、ショートが取り崩されたことから、ネットロングは前週から約0.5万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、欧州中央銀行(ECB)高官が5月4日の理事会で50bp(0.50%ポイント)利上げの可能性を示唆したことで一時1.1066ドル前後まで上伸。しかし、その後米金融システム不安が再燃したことで1.09台まで押し戻された。
ECBの利上げサイクルが米連邦準備制度理事会(FRB)よりも長期間継続するとの思惑は根強く、投機筋はユーロ売りポジションを減らしたようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットロング増加】
4月25日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングの積み増し度合いが大きかったことから、ネットロングは前週から約0.5万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、英3月消費者物価指数が予想を上回ったことで、英中銀(BOE)の利上げ観測が強まった。
根強いポンド先高観により、投機家のポンド買いポジションを増やしているようだ。


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IMMポジション


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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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