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豪ドル/円 今日の見通し「週後半のビッグイベントを控え様子見?」2023/4/24

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。英国やユーロ圏の4月総合購買担当者景気指数(PMI、サービス業と製造業の両セクターを合わせる)が改善したことを受けて買いが優勢となった。一方で、米国の4月総合PMIが強かったことにより米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ停止観測が後退したことで、上値を抑えられた。終値は前日比+0.50ドルの1バレル=77.87ドル(4月21日)。

・豪3月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(2万人増)を上回る5.30万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.7%となった(4月13日)。

・4月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.60%で据え置きとした。声明は前月から比べるとハト派的な印象となった。

・3月29日に発表された、豪2月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+6.8%となり、前月(+7.4%)からインフレは鈍化した。

今日のメインシナリオは

週後半のビッグイベントを控え様子見?

金曜日に発表されたドイツやユーロ圏、英国の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想(前月より改善)に反して悪化。資源需要の減退を想起させた。

本日は豪州や米国で主要経済指標の発表はない。株価動向が豪ドル相場を主導することになりそうだ。短期的には、独4月IFO企業景況感指数の結果に反応する可能性がある。しかし、大きな方向感を形成するには至らなそうだ。

豪州では26日に1-3月期四半期CPIの発表が控えている。1-3月期CPIの結果が5月2日に開催されるRBA理事会での政策決定に大きく影響を及ぼすと市場は見ている。そのため市場は豪ドル相場への様子見姿勢を強めている。

また、円相場も様子見姿勢が徐々に強まっている。今週末27-28日に日銀金融政策決定会合が行われるためだ。植田日銀総裁が就任後、初の開催だ。植田総裁が4月10日の就任会見で金融緩和策の点検・検証に関して「あってもいい」と肯定的な見方を示していた。今月の日銀金融政策決定会合で、すぐに政策修正が行われる可能性は低いと見ているが円相場の上値を抑える材料となりそうだ。

この先の個別相場変動

■独4月IFO企業景況感指数が改善
⇒景気回復期待が高まる
⇒株価が上昇
⇒豪ドルはリスクセンチメントに敏感
⇒豪ドルは買われる
⇒ほかに取引材料が乏しい
⇒豪ドルの上昇は限定的

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

独4月IFO企業景況感指数
米国株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7時に豪ドル/円の移動平均で買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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