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豪ドル/円 今日の見通し「豪小売りがカギを握る?RBAは追加利上げ観測だが…」2023/2/28

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・原油価格は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化することで米景気が鈍化するとの見方が強まっている。これが原油の需要減退懸念を強めた。終値は1バレル=75.68ドル(2月27日)。

・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。

・豪1月雇用統計は、雇用者数は市場予想(2万人増)に反して1.15万人の減少となったほか、前月分も2万人減に下方修正された。失業率は3.7%、労働参加率は66.5%とともに前月から悪化した(2月16日)。

・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。

今日のメインシナリオは

豪小売りがカギを握る?RBAは追加利上げ観測だが…

本日は豪1月小売売上高が発表される。12月分は前月(11月)のブラックフライデーセールが好調だった反動や、高金利、高インフレの影響から前月比-3.9%と大幅な減少となった。市場は1月の豪消費は+1.5%と回復を予想している。豪州のインフレは依然として上昇傾向にあり、市場はRBAが引き続き利上げを実施するとみている。金利が上昇するとの見方が強い状況で消費が弱いと、豪州の景気減速懸念が高まってしまう。豪1月小売売上高が前月比でマイナスとなった場合や、伸びが小幅となった場合には豪ドルが売られる展開となりそうだ。

また、本日は米国の経済指標も多数発表される。各々の指標結果が好調を示した場合、堅調な米経済との対比で豪ドルに売り圧力がかかる可能性があるため注意しておきたい。

この先の個別相場変動

■豪小売売上高が市場予想ほど伸びない
⇒豪州の景気減速懸念が高まる
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

豪1月小売売上高
米国経済指標

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。7時に豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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