豪ドル/円 今日の見通し「RBAは金利を据え置く?豪CPIが2カ月連続の鈍化なら可能性あり」2023/1/11

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

本日9:30 豪11月月次消費者物価指数(CPI)発表!
・豪10月月次CPIは前年比+6.9%だった。前月(+7.3%)や予想(+7.6%)に対してインフレは低下していた(11月30日)。

・原油価格は続伸。中国ではゼロコロナ政策が終了したことで、春節に向けて原油需要の拡大期待が高まっている。また、米エネルギー情報局(EIA)が月報で2024年の世界の石油消費が統計開始以来の最高水準を更新するとの見通しを示した。これらを材料に一時1バレル=75.92ドルまで上昇した(1月10日)。

・豪11月雇用統計で、雇用者数は6.4万人増加して市場予想(1.9万人増)を大幅に上回った。失業率は3.4%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.8%となった(12月15日)。2022年12月分は1月19日発表。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。次回会合は2月7日。

今日のメインシナリオ

RBAは金利を据え置く?豪CPIが2カ月連続の鈍化なら可能性あり

本日は豪州の11月CPIと11月小売売上高が発表される。
月次CPIは豪四半期CPIの先行指標となる。10月にはインフレ続伸の予想に反して鈍化の兆しを見せた。過去1年間を見ると、月次CPIが2カ月連続で鈍化していたことはない。11月分の市場予想は+7.2%となっていることから、市場は豪州のインフレが高止まりしているとみているようだ。10月の+6.9%を下回る結果となれば、RBAが次回の理事会(2月7日)で政策金利を据え置く可能性も浮上してきそうだ。

豪10月小売売上高は前月比-0.2%となり、豪州の家計消費が2022年に入ってから初めて減速した。高インフレや高金利が豪州の家計消費を圧迫していた。市場予想では11月分は+0.6%となっており、消費拡大を示している。予想に反して2カ月連続の消費縮小となると、RBAの政策判断に多少の影響を与えることが考えられるため、警戒しておきたい。

豪州の月次CPI、小売売上高ともに月末に発表される予定の指標だが、先月は年末ということもあり発表が延期されていた。2月のRBA理事会を前に、月次CPIは1月25日に、小売売上高は1月31日に、それぞれ12月分の結果が発表される。そのため、本日の11月分の結果が豪ドル相場に与える影響は一時的なものとなりそうだ。

個別の想定シナリオ

■豪11月CPIが前月から鈍化を示す
⇒RBAが2月に金利を据え置く可能性が意識される
⇒金利差の面から豪ドルは対米ドルで売られやすくなる
⇒豪ドル/円は下落

チャート分析

今後の注目材料

豪11月月次CPI
豪11月小売売上高

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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