ドル円「130円まで下がるかも。下落のサイン『三尊』現る」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し 2022/12/9

目次

▼「三尊」形成でドル売り優勢な形状に
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント

「三尊」形成でドル売り優勢な形状に

今週のドル/円は、134.10円台から上昇に転じるも138円手前で失速し、週末には136円付近のネックラインを割り込み60分足で「三尊」を形成しています。また、3本の移動平均線が下向きで、抵抗として意識されているため上値が重たい展開となっています。

ドル円相場をテクニカル分析で確認

現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、週足で見ると11月に強く意識されていた今年の高値(10月:151.94円)から安値(1月:113.46円)に向けてフィボナッチリトレースメントを引いた38.2%押しの137円台前半のサポート(支持)が、レジスタンス(抵抗)に逆転して上値を抑えています。このまま上ひげを長く伸ばしたローソク足が確定して来週を迎えた場合は、137円台が一段と強いレジスタンスとして意識されそうです。一方で、133円台から切り返して一時137円台を回復していますので底堅い可能性もあります。また、RSI(相対力指数)を見ると50ラインよりわずかに下を推移しつつ上向いていることから方向感は定まっていません。
以上のことから来週は、135円~137円前半(38.2%押し)のレンジで方向感を模索するのか、レンジの上限下限どちらかにブレイクアウトしてトレンドが発生するのか注目していきたいです。ブレイクした場合の下値目途は132円台後半(50%押し)、上値目途は139円台と見ます。

ドル円トレードで注意しておきたいポイント

日足で見ると移動平均線、MACD、RSI(相対力指数)ともに下落優位と言えます。そのため38.2%押しの137円台前半を明確に上抜けるまでは反落の可能性に注意が必要です。また、136.00円付近がサポートとして下値を支えている状況が続いており、上値が重たいが底堅い展開となっていますのでレンジ推移とトレンド発生の方向感をしっかり見極めていきましょう。

著者紹介

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。その中で、今後の相場動向を予測するため価格変動の分析能力が必要だと感じ、国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)を取得。その後、24時間変動し続ける外国為替市場の魅力を伝えるべく2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。現在はこれまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。
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