豪ドル/円 今日の見通し「米国のインフレ鈍化傾向が継続すれば、豪ドルは買われる」2022/12/9

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は続落。米国-カナダ間の主要パイプラインがオイル漏れのため稼働停止したことで、一時1バレル=75ドル台まで上昇した。しかし、稼働停止が短時間で済んだこと、世界景気の悪化懸念が根強いことなどにより、その後は売りに押された。終値は1バレル=71.46ドル(12月8日)。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。

・11月17日の豪10月雇用統計は、失業率が3.4%に低下して48年ぶりの低水準だった7月に並んだ。また、新規雇用者数は3.22万人増加して市場予想(1.50万人増)を上回った。豪11月雇用統計は12月15日発表。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・11月15日にRBAが発表した議事要旨では、住宅市場の悪化を警戒しつつ、利上げ幅を0.25%に留めたことが明らかになった。

今日のメインシナリオ

米国のインフレ鈍化傾向が継続すれば、豪ドルは買われる

市場は今週に入り、米国の金融政策を巡る思惑からリスク回避の姿勢を強めていたが、昨日はそのリスク回避の姿勢も一服。米国株が買い戻されたことにより豪ドル/円は1週間ぶりに82円台半ばまで値を上げている。
本日の東京時間には中国の11月消費者物価指数(CPI)と11月生産者物価指数(PPI)が発表される。市場ではCPIが前年比+1.6%(前回:2.1%)、PPIは-1.5%(前回:-1.3%)とともに悪化が予想されている。中国では先週以降、ゼロ・コロナ政策の行き過ぎた感染拡大対策の緩和を実施している。そのため、過去の結果が悪かったとしても、未来に好転するとの思惑が高まっている。CPI、PPIの結果が市場予想を大幅に下回らない限りは、中国と交易関係の強い豪ドルに与える影響は限定的となりそうだ。

本日の注目は米11月PPIとなる。現在のメイントピックは米国の金融政策の行方である。米国のインフレ指標であるPPIが鈍化傾向を示せば米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待が高まり、株価が上昇、豪ドルは買われやすくなるのではないか。

 

個別の想定シナリオ

■米11月PPIの結果が鈍化傾向の継続を示す
⇒米国の早期利下げ期待が高まる
⇒米景気悪化が軽度で済む思惑が強まる
⇒株価が上昇
⇒資源国通貨の豪ドルは株価動向に敏感
⇒豪ドルは買われる

チャート分析

今後の注目材料

世界的な株価動向
米11月PPI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは雨。8時に豪ドル/米ドルのストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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