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FX「円急騰、原油安、インフレ低下で下落、年初来最強通貨は維持。長期ではニアショアリングに注目」メキシコペソ見通し

総括

FX「円急騰、原油安、インフレ低下で下落、年初来最強通貨は維持。長期ではニアショアリングに注目」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.7-7.2

 (ポイント)
*中銀からも利上げ減速論が出ている
*11月消費者物価は総合で低下、コアで上昇
*ペソ円下落は円買い介入、原油安、世界的な利上げ減速論によるもの
*11月の自動車生産増加
*オフショアリングからニアショアリングへ移行か
*今年は唯一ドルより強いのがペソ
*大統領は経済成長率が今年も今後もは3.5%を達成するとした
*10月貿易収支は20.12億ドルの赤字
*ファンダメンタルズは大きく変らず
*原油が安い。メキシコの長期金利が低下
*バークレーズがペソ堅調見通し、ムーディーズは弱気
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ
*ヒース、エスキベル中銀副総裁が利上げ減速論を展開
*米国向け自動車輸出はメキシコが日本を抜いてトップに

(ペソ反落、円買い介入や原油価格の下落、インフレの低下。年間最強は維持)
 12月のペソ円は7.17円から6.92円に3.49%安となっている。円の上昇が大きくペソ円を下落させた。年初来ではペソ円は23.35%高で依然最強通貨を維持。ボルサ株価指数は現在年初来3.60%安、長期金利は9.4%で10月のピークの10.32%より低下。ペソ円の下落は日銀の円買い介入や原油価格の下落、インフレの低下が影響している。原油価格(WTI)は現在73ドル台で年初来マイナスとなっている。メキシコ産出の銀価格も年初来マイナスだ。

(11月消費者物価は)
総合 7.8% 前月8.41% 予想7.93%
コア 8.51% 前月8.42% 予想8.59%

インフレがピークを過ぎたという見方がある。中銀は15日金融政策決定会合を開く。利上げ幅をこれまでの0.75%から縮小するかが焦点になる。予想はFOMCと同じく0.5%予想が多い。
11月は食料品と飲み物、たばこの価格が前年同月と比べて14.09%上昇した。果物と野菜の価格は同3.44%上がった。農産物とエネルギー価格を除くコアインフレ率は同8.51%だった。
 
(利上げ減速論、中銀副総裁)
ヒース中銀副総裁は、利上げサイクルはまだ終わっていないが、利上げペースの鈍化が始まる可能性があると述べた。中銀は4回連続で0.75%の利上げを実施している。
副総裁は「利上げは継続するが、恐らくリズムの減速を開始できると思う。ターミナルレート(最終到達点)ではないかと思われるものに近いづいているためだ」と述べた。
副総裁は、海外のエネルギー・食品コストなどが下落すれば、国内インフレ率の低下が始まる可能性があるとの見方を示した。

(自動車生産増加も日本車は)
 11月の自動車生産台数は27万8824台と前年同月比で8%増えた。7カ月連続で前年同月の水準を上回った。米国向け自動車の主要生産地であるメキシコで、半導体の供給制約で縮小した生産台数が回復しつつある。
 調査対象13社のうち9社が前年同月を上回った。11月の生産台数はメキシコの通常の生産規模の目安となる30万台よりは少なかった。米ゼネラル・モーターズ(GM)が前年同月に比べて43%増えたほか、米フォード・モーターが同68%増加した。日本企業では日産自動車が同24%減、ホンダが同52%減だった。

(世界経済の減速と中南米経済への影響)
フィッチは、世界経済の減速が見込まれているにもかかわらず、中南米のソブリン債は来年に予想される外部要因に対してある程度の耐性があるとの見解を示した。
利上げが、中南米の高インフレ抑制に寄与すると指摘。「予想を上回る2022年の財政状況は、中南米のソブリン債が来年に厳しさを増す国際情勢を乗り切る助けになる」とした。
一方、米国で「緩やかな」リセッションが起こる可能性が、メキシコおよび中米とカリブ海地域の一部の国々に悪影響を及ぼすと指摘した。このような影響が予想されるのは米経済との緊密な貿易・金融関係や、これらの国々の出稼ぎ労働者による多額の本国送金が要因だ。
穀物や金属など中国へのコモディティー輸出に大きく依存する南米諸国が中国経済の減速による影響を受けるとの見方も示した。
また、メキシコなどで近年勢力を増している中道左派や左派の政党による「ミクロ経済介入」リスクを指摘した。

テクニカル分析

ボリバン2σ下限から小刻みに反発もこれまでの勢いなし

日足、ボリバン2σ下限から小刻みに反発。まだボリバン下位。12月6日-8日の上昇ラインがサポート。11月29日-30日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
  週足、11月14日週-21日週の上昇ラインを下抜き下落。3月21日週-8月1日週の上昇ラインがサポート。11月7日週-28日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向きで上向きの20週線を下抜くか。
 月足、11月は4か月ぶり陰線。9月-10月の上昇ラインを下抜く。4月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン上位。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

米国・メキシコがニアショアリング政策で会談

 米国とメキシコは、アジアからの「ニアショアリング」事業移転を誘致する戦略を立てている。ブエンロストロ・メキシコ経済相とライモンド米商務長官が協力して、民間部門に「機会と経済的および財政的利益を広めるための共同プレゼンテーション」をまとめる予定であると述べた。
 プレゼンテーションは2023年の最初の2か月に提出される。ブエンロストロ・メキシコ経済相は先月、400社以上の北米企業がすでに「アジアからメキシコへの移転プロセスを実行する意向を持っている」と語った。
 現在進行中の米中貿易戦争、米国への近さ、USMCA 自由貿易協定に関連するメリット、手頃な人件費が、多くの企業がメキシコへの事業移転を検討している理由の 1 つだ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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