豪ドル/円 今日の見通し「中国経済回復への期待が豪ドルを支える一因となる。米利上げへの思惑には引き続き注意が必要」2022/12/5

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は反落。週末(12月4日)に控えた石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で、生産量の現状維持が決定されるとの見方が強まった。これにより供給不安が後退したことで、1バレル=79ドル台まで下落(12月2日)。

・11月17日の豪10月雇用統計は、失業率が3.4%に低下して48年ぶりの低水準だった7月に並んだ。また、新規雇用者数は3.22万人増加して市場予想(1.50万人増)を上回った。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・11月15日にRBAが発表した議事要旨では、住宅市場の悪化を警戒しつつ、利上げ幅を0.25%に留めたことが明らかになった。

・11月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.85%とした。

今日のメインシナリオ

中国経済回復への期待が豪ドルを支える一因となる。米利上げへの思惑には引き続き注意が必要

中国は先週の北京や深セン、広州に続いて、本日(12月5日)から上海市でもゼロコロナ政策を一部緩和することを発表した。この動きは、行き過ぎたゼロコロナ政策が中国経済に与える負の影響を緩和するものと捉えられており、中国と交易関係の強い豪ドルにとってポジティブな材料となっている。

本日は中国11月Caixinサービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。市場では48.0と前回(48.4)からの悪化が予想されている。結果が予想を下振れた場合、初動では豪ドルは売られることとなりそうだ。ただし前述の通り、中国政府がゼロコロナ政策の一部緩和を実施していることで、中国経済の先行きへの期待感があるため、豪ドルの下げは限定的となりそうだ。

その他、米11月ISM非製造業景況指数などの一連の米経済指標に注目している。先週末(12月2日)に発表された米11月雇用統計が予想以上に強かったため、一部では米国の利上げサイクルが長引くとの思惑が浮上してきている。米国の経済指標の結果が上振れることで、利上げサイクル長期化への思惑が更に高まった場合、11月30日以降急速に売られた米ドル/円に買い戻しが入る可能性がある。この場合、クロス円通貨の豪ドル/円も米ドル/円に連れて上昇すると予想している。引き続き米国の利上げに対する市場の思惑の変化に注意しておきたい。

 

個別の想定シナリオ

■中国11月Caixinサービス業PMIが予想を下回る結果となる
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドル/円は売られる
⇒中国の各都市でゼロコロナ政策の一部緩和が発表されている
⇒中国経済の見通しは以前ほど悪くないとの思惑が高まっている
⇒豪ドル/円の下落は限定的

チャート分析

今後の注目材料

一連の米経済指標
米ドル/円の動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り。8時に豪ドル/円のRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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