午前の為替予想は… ドル/円、強い雇用統計でも反落 上値の重さを意識
作成日時 :2022年12月5日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
133.600-135.500円
前日の振り返りとドル円予想
2日のドル/円は終値ベースで約0.7%下落。米11月雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給が予想以上の伸びを示すとこの日の高値となる135.98円前後まで上昇した。しかし、買い一巡後は再び下落に転じ、134円台前半へと反落して取引を終えた。安値は米雇用統計発表前の欧州市場で付けた133.61円前後だった。米11月雇用統計が強い結果だったにもかかわらず買いが続かなかった動きを踏まえると、ドルに対する戻り売り圧力の根強さを認識せざるを得ないだろう。
ドル/円は本日も上値が重い展開となりそうだ。5・10日の仲値公示に向けてはドル買いが強まる可能性もあるが、足元の急激なドル安で輸出企業がドルを売り遅れているとの観測もある。ドル/円はすでに200日移動平均線を下回っており、ここからの下値余地は大きくないと見るが、戻り余地はそれ以上に限られそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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