豪ドル/円 今日の見通し「RBAが利上げ幅を拡大する!?すべては豪月次CPIの結果次第」2022/11/30

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は上値が重い。中国のゼロコロナ政策緩和への期待から、一時1バレル=79ドル台まで上昇。その後、12月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で追加減産を行わない(生産目標を据え置く)との観測が高まったことで、1バレル=78ドル台まで押し戻された(11月29日)。

・11月17日の豪10月雇用統計は、失業率が3.4%に低下して48年ぶりの低水準だった7月に並んだ。また、新規雇用者数は3.22万人増加して市場予想(1.50万人増)を上回った。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・11月15日にRBAが発表した議事要旨では、住宅市場の悪化を警戒しつつ、利上げ幅を0.25%に留めたことが明らかになった。

・11月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.85%とした。

今日のメインシナリオ

RBAが利上げ幅を拡大する!?すべては豪月次CPIの結果次第

中国当局は、高齢者のワクチン接種を迅速化することや、行き過ぎたゼロコロナ政策の回避を表明したことにより、市場のリスク警戒感を和らいでいる。これに続き、中国河南省・鄭州市では本日30日から「厳格な」行動規制が「通常の」行動規制へと移行されることとなった。これら一連の中国当局の対応は、過度のリスク警戒感を軽減させるものであり、中国と交易関係の強い豪ドルにとっては支援材料となる。

本日は豪10月月次消費者物価指数(CPI)が発表される。市場は前年比+7.6%と前月(+7.3%)から豪州のインフレ上伸を予想している。予想を上回る結果となった場合、RBAが12月6日の理事会で利上げ幅を再拡大する可能性も出てくる。
①11月16日に発表された7-9月期四半期賃金指数が予想(前年比+3.0%)を上回る好結果(+3.1%)だった
②11月17日に発表された豪10月雇用統計が予想を上回る好結果だった
③RBA理事会は12月6日開催の次が2月7日となり、2カ月間空いてしまう
といったものが理由となるが、筆者は特に③がRBAの判断に影響を及ぼすのではないかと考えている。想定以上にインフレが伸びていた場合、最大2カ月政策変更が行えない期間が生まれる。このため、インフレ抑制が手遅れになる可能性があるのであれば、先行して利上げを行っておくとの考えからだ。豪10月CPIが予想以上に強かった場合の市場の思惑の変化に注意したい。
その他、米国では注目イベントが多数予定されている。特にパウエルFRB議長の講演では米国の12月利上げ幅や市場が織り込む来年後半の利下げの可能性に言及する可能性があるため、米ドルの動きにも注意が必要となる。

 

個別の想定シナリオ

■豪10月CPIが予想を上回る結果となる
⇒RBAの利上げ幅再拡大観測浮上
⇒豪ドルは買われる
⇒米国時間に注目イベントが多数予定されている
⇒買い一巡後は様子見ムードが強まる

チャート分析

今後の注目材料

豪10月月次CPI
パウエルFRB議長の講演

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外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。5時に豪ドル/円のストキャスティクスで買い、豪ドル/米ドルのMACDで売りシグナルが点灯。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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