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米ドル/円 週間為替見通し「市場の思惑は少しハト派寄り!ドル/円は転換線トライか」ハロンズ2022/11/19

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年11月18日 17時00分

市場の思惑は少しハト派寄り!ドル/円は転換線トライか

11月14日週の米ドル/円は安値から切り返す展開

米国の利上げペース鈍化観測から、ロング勢のストップロスを巻き込んで137.673円まで下げ幅を広げました。しかし、少しやり過ぎ感があったほか、ブラード米セントルイス連銀総裁がFF金利の最終到達点であるターミナルレートが5-7%になるとの見解を示すと、140.733円まで戻しました。もっとも、米金融当局者の利上げの道筋に対する見解が分かれる中で、ドル/円の反発も限定的でした。(各レート水準は執筆時点のもの)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

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外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が、平日21時より配信するFXライブ番組

FX、米CPI Live、ドル円155円到達の条件、FTX:為替市場に与える影響(2022年11月10日)- YouTube

米金利到達点はまだ高水準を維持

来週も、各種イベントを通じて引き締めに対する米金融当局の方向性を探る格好になりそうです。注目されそうなのは、23日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でしょう。米金融政策を巡っては、これまでの超タカ派から少しトーンダウンしているものの、FRBの焦点はインフレ対応との立場は変わっていません。そのため、FOMCでも、米金利の最高到達点見通しが直ちに引き下げられるような、議論にはなっていないと思われ、今回の議事要旨でもそれほどタカ派色が薄くなった感じにはなりづらそうです。足許の市場の利上げペース鈍化観測には、金利の到達点低下期待も少し紛れ込んでいる様子で、この部分が議事要旨を受けて剥落すれば、米ドル/円は底堅さを増しながら急落からの戻りを試すことになりそうです。

もっとも、金融引き締めの長期化が米国の景気後退を招くとの見方はこれまで以上に強く想起されているため、ドル反発も限定的と思われます。また、来週は感謝祭の休暇を控え、市場参加者が減少するなかで値が飛びやすく、相場の急変時には想定以上に値幅が広がる危険があるため、ストップはこまめに設定して短期売買に注力したいです。それと、感謝祭の翌日のブラックフライデーの行方も一応、気にかけておきたいです。

100日線ではなく、転換線突破がポイント

1月24日示現した今年のこれまでの安値(113.466円)からの上昇幅の61.8%レベルを維持しており、上昇トレンドが終了したとの見方は早計でしょう。140.970円付近を推移する100日移動平均線も、右肩上がりで強い抵抗感はありません。時間経過とともに、100日線を突破して戻りを試すことになるのではないでしょうか。その上で、142.305円付近を低下中の日足一目均衡表・転換線を突破できるかどうかがポイントでしょう。

【米ドル/円チャート 日足】

USDJPYチャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:138.500-142.500

11/21 週のイベント:

11/22(火) 米国 11月リッチモンド連銀製造業指数
11/23(水) 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
11/23(水) 米国 新規失業保険申請件数
11/23(水) 米国 10月耐久財受注
11/23(水) 米国 10月耐久財受注・輸送用機器除く
11/23(水) 米国 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
11/23(水) 米国 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
11/23(水) 米国 11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
11/23(水) 米国 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
11/23(水) 米国 10月新築住宅販売件数
11/23(水) 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
11/24(木) 日本 9月景気先行指数(CI)・改定値
11/24(木) 日本 9月景気一致指数(CI)・改定値
11/25(金) 日本 11月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
11/25(金) 日本 対外対内証券売買契約等の状況

一言コメント

外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

 
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