この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円、押し目の好機! インフレ期待健在-米国9月個人所得・消費支出
動画要旨
【米国9月個人所得・消費支出】
10月28日、21時30分に米国の商務省から、9月個人所得・消費支出統計が発表されます。足許、利上げペース鈍化の観測記事が出るなど、FRBの金融政策を巡る見通しに不透明感が漂い、ドルが調整局面を迎えています。ただFRBは、「各会合での利上げ幅はデータ次第」との方針を示しており、利上げが落ち着くかはまさにデータ次第と言えます。
【米国9月個人所得・消費支出を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、8月の個人消費支出は、前月比0.4%増と、インフレ状態の中、個人消費は拡大し、消費意欲の底堅さが窺えました。ただ、個人所得の伸びが頭打ちとなっているため、消費拡大に勢いがあるかは微妙です。
2つ目は、個人の消費動向は財からサービスへ移っている様子がさらに明確になっています。こうした動きは財への物価圧力後退を意識させる一方、インフレ抑制には、サービス価格の低下が必要不可欠であることを示唆しています。この点では、サービス産業の人件費やコストが低下していくのか、今後、注目されます。
3つ目は、個人消費支出デフレーターは再び上に向かう可能性も。ガソリン価格の下落で総合の伸びは控えめですが、変動幅の大きいエネルギーと食品を除くコアがかなり大きな伸びを示しており、コストアップインフレへの警戒心は緩められないようです。
10月13日に発表された消費者物価指数も、インフレ高止まりが懸念される結果でした。
【結果とドル/円の反応】
米9月個人所得・消費支出
TEAMハロンズとしては、所得の伸びが限定されており、消費の過熱感は限定されているものの、価格転嫁による商品・サービス価格上昇傾向が続いているとの見方から、②をメインシナリオと考えます。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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