この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ユーロ反発・ドル売？ インフレの裾野拡大-ユーロ圏９月消費者物価指数/速報値
動画要旨
【ユーロ圏9月消費者物価指数/速報値】
9月30日、18時にユーロ圏の9月消費者物価指数、HICPが発表されます。この指標は、EU統計局が公表する消費者物価指数で、ECBの金融政策に影響を与える重要指標です。当初、慎重姿勢だった、ECBも9月理事会で0.75％の大幅利上げに踏み切るなど、引き締めペースは加速気味です。今回のインフレ指標が、次回10月理事会の利上げ幅へのヒントになるかどうか注目されます。
【ユーロ圏9月消費者物価指数/速報値を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、物価指数は前年比ベースで過去最高を更新しました。また、変動の激しい燃料、食品、アルコール、たばこを除いたコアHICPでもインフレ加速が確認でき、物価の押し上げ圧力が強いことが分かります。
2つ目は、燃料価格上昇は一服しています。オランダのTTF天然ガス先物は８月の高値から４割程度下落しており、安心材料と見る向きもいます。
ただ、前年の同じ時期と比べて、２倍弱の高値で取引されているため、冬場の需給ひっ迫を考えれば、ここから先の低下幅は限定されそうで、燃料価格からインフレピークアウト観測は高まりづらいです。
3つ目は、ユーロの下落です。ユーロは対ドルで8月終値からすでに5％近く下落しています。それにより、ユーロ圏の輸入コストには上向きバイアスがかかりやすいほか、労働コストの上昇などインフレの芽はしっかり残っていると言えます。
OIS市場からは、9月27日時点で、年末までにECBの主要政策金利は2.5％付近まで利上げされるとの見方がベースラインとなっていますが、今回のインフレ指標の結果次第では、これが上方向へシフトする可能性もありそうです。
【結果とドル/円の反応】
ユーロ圏9月消費者物価指数/速報値
このうち、TEAMハロンズでは、利上げが開始されたばかりで、インフレ圧力の緩和はまだ先になるとの思いから、②をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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