FX/為替予想「新しい経済指標『豪月次CPI』開始!とんでもない結果が出たら豪ドル/円は買われる可能性も」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/9/29

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は続伸。メキシコ湾岸にハリケーンが上陸。同地域の石油生産施設が操業を停止していることで供給不安継続。米エネルギー省(EIA)が発表した、米週間石油統計で、原油とガソリンの在庫がともに減少したことも原油価格上昇の要因となった。一時1バレル=82ドル台まで上昇した(9月28日)。

・8月分の豪雇用者数は3.35万人増と予想の3.5万人増を下回る。失業率は3.5%に上昇したが、労働参加率が66.6%(前月66.4%)に上昇した(9月15日)。

・9月6日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利は市場予想通り0.50%の利上げが発表された。政策金利を2.35%とした。声明内容に大きな変更はなく、次回以降も大幅利上げの可能性は残した。

・2022年4‐6月期の賃金指数(前年比)は+2.6%と市場予想(+2.7%)を下回る。前期比は+0.7%(前回:+0.7%)と、賃金は堅調さを維持している(8月17日)。

・7月27日発表の豪2022年4-6月期消費者物価指数(CPI)は前年比+4.9%(トリム平均)と、インフレ率は前期(+3.7%)から急伸する結果となった。

今日のメインシナリオ

新しい経済指標『豪月次CPI』開始!とんでもない結果が出たら豪ドル/円は買われる可能性も

英国政府の発表した的を得ない減税政策を発端とした金融市場の混乱は、英国中銀(BOE)が無制限に英国債を購入するとして市場に介入したことで、一旦は落ち着きを取り戻している。これによりリスク回避姿勢の強まりから買われていた米ドルが全般的に売り戻され、結果的に豪ドルは上昇することとなった。
ただし、この動きは過度のリスク回避姿勢の巻き戻しであり、長く続くものではないとみている。欧州経済を見ると、ユーロ圏や英国では既に景気減速の兆しが見られること、欧州での天然ガス価格の高騰が欧州経済をさらに悪化させる可能性が高いことからだ。米国経済は現時点では堅調さを維持しているが、米連邦準備制度理事会(FRB)による急速で大幅な金融引き締め(利上げ)が米経済を減速させるとの懸念は根強い。資源国通貨である豪ドルは世界経済の減速懸念が強まることで売られやすくなる。そのため、多少の上下はあるが現在の豪ドルのトレンドは下方向だということを覚えておきたい。

本日は豪統計局が月次CPIを発表する。この「月次」は今月から発表される新しい指標だ。これまで四半期ごとにしか発表されなかった豪CPIの補助的な役割を果たすものとして見られており、本日は7月、8月分が発表される。新しい指標で今後時間をかけて四半期CPIとの整合性を確認していくこととなりそうだ。そのため今日発表される結果が豪ドル市場に大きな影響を与える可能性は少ないとみている。ただ、「4-6月期(前年比+6.0%)からあまりにもインフレ率が跳ね上がっていた」などの市場にサプライズを与える結果が出ると、豪ドル相場にも影響が出てくる可能性はあるため、念のため注意しておきたい。

個別の想定シナリオ

■豪7月、8月の月次CPIで豪インフレが急伸している可能性を示唆
⇒RBAの大幅な利上げサイクルは当分終わらないとの思惑が台頭
⇒豪ドルは買われる

チャート分析

今後の注目材料

10:30 豪7、8月月次CPI
欧州をはじめとした世界的な景気動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。9時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとRSI、豪ドル/米ドルのストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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