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FX/為替予想「英国勢不在でポンド/円は方向感が出にくい」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/8/29

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・英8月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、速報値)はそれぞれ、46.0、52.5と前月(52.1、52.6)からは低下。特に製造業は2020年5月以来の低水準となった(8月23日)。

・英7月小売売上高(除自動車燃料)は前月比+0.4%と予想の-0.3%を上回る(前月は+0.4%→+0.2%へ下方修正)(8月19日)。

英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%(予想+9.8%)と前回の6月分(+9.4%)からインフレは更に進んだ。1982年2月以降、初めてインフレ率が二桁を記録した(8月17日)。

英4-6月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.8%)から変わらず。賃金上昇率は+4.7%と堅調な伸びを継続(8月16日)。

・英4-6月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比-0.1%とマイナス成長となった。同時に発表された英6月月次GDPも前月比-0.6%と2カ月ぶりのマイナス成長(8月12日)。

・8月4日にイングランド中銀(BOE)は0.50%の利上げを実施し、政策金利を1.75%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中1人が0.25%の利上げ支持

今日のメインシナリオ

英国勢不在でポンド/円は方向感が出にくい

本日は英国がサマーバンクホリデーのため、英国勢は祝日休場。当然、英国の経済指標の発表もないため、ポンド主導の動意は限られる。
8月26日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が当面の間、高金利政策を維持することを示唆する発言をした。この影響で、米ドルが買われやすい地合いとなっている。そのため、ポンド/米ドルが下がりやすくなった一方で、米ドル/円が上がりやすくなり、ポンド/円は方向感が出にくいことが予想される。本日も161円台での動きが中心となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■英国は祝日休場
⇒英国発の材料がない
⇒米ドル中心の動きとなる
⇒ポンド/円は方向感が出ない

チャート分析

注目材料

米長期金利動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に雨がぱらつき、ポンド/米ドルは雨。10時にポンド/円のストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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