FX/為替予想「ポンド/円はネガティブ要因が多く燻っており、上げ幅は限定的」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/8/22

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・英7月小売売上高(除自動車燃料)は前月比+0.4%と予想の-0.3%を上回る(前月は+0.4%→+0.2%へ下方修正)(8月19日)。

英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%(予想+9.8%)と前回の6月分(+9.4%)からインフレは更に進んだ。1982年2月以降、初めてインフレ率が二桁を記録した(8月17日)。

英4-6月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.8%)から変わらず。賃金上昇率は+4.7%と堅調な伸びを継続(8月16日)。

・英4-6月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比-0.1%とマイナス成長となった。同時に発表された英6月月次GDPも前月比-0.6%と2カ月ぶりのマイナス成長(8月12日)。

・8月4日にイングランド中銀(BOE)は0.50%の利上げを実施し、政策金利を1.75%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中1人が0.25%の利上げ支持

・英7月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、確報値)はそれぞれ、52.1、52.6と前月(52.8、54.3)からは低下(8月3日)。

今日のメインシナリオ

ポンド/円はネガティブ要因が多く燻っており、上げ幅は限定的

市場では今週後半のジャクソンホール会議に注目が集まっている。米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を維持するとの見方が強まっており、米ドル/円を中心にクロス円は底堅い動きが予想される。

その中で、
①8月19日に発表された英7月小売売上高は含自動車燃料、除自動車燃料ともに予想を上回る前月比プラス(+0.3%、+0.4%)となった。しかし、8月17日に発表された英7月CPIが前年比+10.1%と40年振りの高水準に達しているため、市場では小売売上高の好結果は一時的なものとして捉えられており、ポンド買いの材料にはならない

②ロシアの欧州向け天然ガスの供給不安が台頭している。英国内のガス供給元は約50%が国内産。輸入量の約56%がノルウェー産であり、ロシア産は約5%のため、英国が天然ガスの供給量が確保できない可能性は低い。しかし、英国内にガスの貯蔵施設が少ないため、元々天然ガスの価格が上がりやすい。そのため、前述の欧州ガス供給不安による天然ガス価格の上昇はユーロのみならずポンドにとってもネガティブ材料となる。

③英最大のコンテナ港で労働者が賃上げを求め8月21日から8日間のストライキが実施されている。英国内のサプライチェーンへ重大な影響を与えるとも言われており、ストライキが長引けばポンドにとって売り材料となりそうだ。

これらの要因から、ポンド円は底堅く推移するも上値は限定的となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■FRBのタカ派継続懸念
⇒米国の大幅利上げペースは変わらないと予想
⇒米金利が上昇
⇒米ドル/円は上昇
⇒英国には懸念材料多い
⇒ポンドは対米ドルで売られやすい
⇒ポンド/円の上値は限定的

チャート分析

注目材料

なし

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに晴れ。13時にポンド/円のMACDで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

f:id:navimedia:20200115123814:plain

経済指標カレンダーはコチラ

【PR】人気の複数通貨ペア スプレッド縮小キャンペーン | │初心者にもわかるFX投資 | 外為どっとコムのFX

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
top