FX/為替予想「英4-6月期GDPはマイナス成長予想。結果次第でポンド/円は大きく下落?」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/8/12

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

本日8月12日 15:00 英4-6月期GDP発表!
・英1-3月期国内総生産(GDP、確報値)は前期比+0.8%と速報値から修正はなかった(6月30日)。7月13日発表の英5月月次GDPは1.5%と前月のマイナス成長から回復。

・8月4日にイングランド中銀(BOE)は0.50%の利上げを実施し、政策金利を1.75%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中1人が0.25%の利上げ支持

・英7月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、確報値)はそれぞれ、52.1、52.6と前月(52.8、54.3)からは低下(8月3日)。

・英6月小売売上高(除自動車燃料)は前月比+0.4%(前月は-0.7%→-1.0%へ下方修正)(7月22日)。7月分は8月19日発表。

英6月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.4%(予想+9.3%)と前回の5月分(+9.1%)からインフレは更に進んだ。1982年2月以降、最大のインフレ率となった(7月20日)。7月分は8月17日発表。

英3-5月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.8%)から変わらず。賃金上昇率は+4.3%と堅調な伸びを継続(7月19日)。4-6月失業率(ILO方式)は8月16日発表。

今日のメインシナリオ

英4-6月期GDPはマイナス成長予想。結果次第でポンド/円は大きく下落?

本日4-6月期英GDPと6月英月次GDPが発表される。市場予想では4-6月期(前期比)、6月月次GDPともにマイナス予想となっている。インフレの上昇に歯止めがかからないため、遂にBOEは8月4日に他の主要国同様に大幅利上げを実施した。
他の国を見ると、
米国は大幅利上げを続け、インフレがピークアウトした兆候と取れそうな経済指標の結果が散見されるようになってきた。大幅利上げにも関わらず、米経済は大きく減速していない。
豪州は米国と比べると現時点での政策金利は低いが、国内の経済は堅調に成長している。そのため、「今後も大幅利上げに耐えられる」との見方が強い。
英国は前述の通り、利上げ幅拡大に踏み切るのが遅く、インフレ率は9%台と高い(7月のCPIは10%に迫る予想)。インフレを抑えるためには、当面金融引き締めの手を緩めることは出来ない。それにもかかわらず、英国内経済は悪化の一途を辿るとなれば、必然的にポンドに売り圧力が強まることとなる。
本日は同時刻に英6月鉱工業生産と英6月製造業生産、英6月貿易収支の発表も予定されているため、結果次第ではポンド相場に大きな影響を与えることとなりそうだ。

個別の想定シナリオ

■英国の経済指標が悪化
⇒英国の経済減速(リセッション)懸念強まる
⇒ポンドは対米ドルで下落
⇒ポンド/円も下落

チャート分析

注目材料

15:00 英4-6月期GDP等一連の英国経済指標
23:00 米8月ミシガン大消費者態度指数

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に太陽が覗き、ポンド/米ドルは曇り。12時にポンド/米ドルのRSIで買いシグナルが点灯。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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