
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
南アフリカランド/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・経済不安によるランド安一服
・円安がランドの支え
・ドル高がランドの重し
足元の南アフリカランド/円は下値もみ合いの展開
足元のランド/円相場は8.0~8.1円台でもみ合っています。
電力不足などを巡る南ア経済への懸念によるランド安は一服しつつありますが、5月以来の安値圏から大きく持ち直すことはできないまま方向感を欠く値動きが続いています。
円が多くの通貨に対して下落する中で18日には1ランド=8.135円前後まで上昇する場面もありましたが、その後は対ドルでのランド安が重しとなり8.037円前後に押し戻されるなど、一進一退の動きとなっています。
注目ポイントは政策金利
21日に南アフリカ中銀が政策金利を発表します。
市場は4.75%から5.25%への50bp利上げを見込んでいるようです。
前日20日に発表される6月消費者物価指数(CPI)が予想外に下振れしない限り50bpの追加利上げは確実と見られます(前回:前年比+6.5%)。
主要先進国の政策金利を大幅に上回ることで金利面でのランドの優位性は維持される公算です。
ただ、南ア経済の脆弱性を踏まえると、景気後退と物価高が共存するスタグフレーションへの懸念は拭えません。
利上げがランド高につながりにくい地合いと言えるかもしれません。
中銀声明で示される物価見通しや成長率見通しにも注目しておきましょう。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
7.875~8.200円
基調
波乱含み
来週までの注目ポイント
・7/20 南ア6月消費者物価指数
☆7/21 南ア中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
「為替チャート|南アフリカランド/円(ZARJPY)|60分足」はこちら
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
