読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「インフレピークは過ぎ去ったか? マーケット全体が調整相場入り」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

f:id:gaitamesk:20190819120311p:plain

先週の米CPIから世界中の金融マーケットは雰囲気が一転しました。
予想を大幅に上回る前年同月比で+9.1%だったのですが、ドル買いは続かず、逆にドルストレートベースで全体的にドルが売られ、暗号資産は急反発しました。
そして昨晩米株も遅れながら上昇を開始し、短期的なボトムアウト形状となってきております。

個人的な原因ですが、コモディティ価格の大幅な下落が要因だと考えられます。

コモディティ指数6銘柄比較です
出所:Trading View

こちらは、コモディティ指数6銘柄比較です。
上から順に、天然ガス、原油、小麦、とうもろこし、大豆、銅です。それぞれピークをつけた箇所に丸をつけております。
そして昨年の6月1日から比較した価格なのですが、すでに昨年の6月1日より価格が下回っているものが存在します。とうもろこし、大豆、銅の3つです。 とうもろこしや大豆は食料としてもですが、大半は家畜の飼料になります。
これは将来的に肉や乳価格に転化されますので、食料品相場は、ピークを脱した可能性があります。
また世界で最も消費されているソフトコモデティは小麦ですが、こちらも今年3月と5月にダブルトップをつけてネックラインを割り込み、大幅安となっております。一時+80%高(21年6月比)だったのですが、現在は+18~19%レベルまで沈下してきている状況です。
これもインフレ抑制要因です。

そして最後は原油価格でしょう。(天然ガスはロシアが輸出を絞るので、今回はあまり参考にしません。)
つい先日、90ドル割れ寸前にまで下がり、現在は100ドル付近で推移をしておりますが、チャート形状は悪いです。
昨年7月の原油価格は平均して70ドル程度だったので、前年同月比ベースでそこまで差がなくなってきている状況です。
よって、来月~再来月あたりからCPIは大幅に減少する可能性が高く、あらためて比較しますと、思った以上にインパクトが出てくるように思えます。(CPI下落方向)
今回の米CPI発表で、ドル買いのセルザファクト+インフレピーク説がセットになった可能性があります。

また例えば、半年後あたりからインフレ率は再び上昇を始めるかもしれませんが、今はしばし、『インフレピークアウト=ドル売り』リスクオン相場が続くように感じました。

前置きが長くなりましたが、これらを前提に、今月下旬から8月にかけて、リスクオンでトレードを念頭にトレードしていきたいと思います。

目次

▼ユーロ/ドルは上がったところで安易な売りは禁物か?
▼正直よくわからないドル/円

ユーロ/ドルは上がったところで安易な売りは禁物か?

EUR/USD 4時間足

 

ユーロ/ドル4時間足です。
RCI26が+80ラインを上抜け、RCI52は+0.00ラインを超えてプラス圏に位置しています。
だいたい、この2本がこのタイミングが重なり、トレンド反転タイミングと重なると大きく相場が伸びることが多いです。
相場の逆流を起こす典型的なパターンの一つとなります。買っていける相場だと考えます。
ターゲット的には1.0350付近でレジスタンスラインでしょうか。
この手前に利食いを置く前提で押し目買いトレードがワークしそうです。
注意点としては、明日がECBで政策金利の発表があります。事前予想は0.00%→0.25%ですが、一部の報道では、0.50%までの引き上げ予想が出ており、それらを少しずつ織り込みに行っている状況です。
また金曜日はフランス、ドイツのPMIの発表が相次ぎ、事前予想が全て50-52付近ですので、50を割り込む国があれば、ユーロは売られやすくなるかもしれません。

よって、ファンダメンタルズに振り回された瞬間に押し目があるかもしれませんので、そこで拾える可能性があると個人的には考えております。
ちょっとゾーンが広いですが、1.01-1.0180あたりから拾っていけると、リスクリワードはよくなりそうです。

正直よくわからないドル/円

USD/JPY 4時間足

ドル/円4時間足です。
並行チャネルを上抜けしたものの、またチャネル内に戻ってきてしまいました。
世界全体、ドル売りに動いた今週ですので、ドル/円もその影響を受けております。
クロス円が上昇しているので、ドルが最も売られ、次に円が売られているような相場です。
少々やりにくい相場のため、今週後半は見送りの方が無難かもしれません。
どちらかというと、ドル/円も下落方向で見ているので136円台ミドルから後半にかけての下落が程よいかもしれません。
方向感を失いつつも、ユーロ/ドルや豪ドル/米ドルなど、他のドルストレートに引かれて影響を受ける程度で考えております。
明日は日銀の金融政策決定会合ですが、量的緩和継続のアナウンスはいつも通りあると思います。
そして金曜日は日本のCPIです。
インフレ率がさほど上がらず、事前予想通り+2.4%であれば、円売りになるかもしれませんが、そこで伸びきらず反転すれば、出し尽くしでしょう。
一旦深い売りに押される可能性もありますので、ドル/円を勝負するなら、金曜日からの方が良いかもしれません。

以上、今週後半の戦略はいずれにしても、ドル売りでまとめさせていただきました。
ご参考まで。

【ひろぴー氏 セミナー出演のご案内】

FXトレーダーコース スキャルVSスイング!!FXプロが本音でトーク|2022年7月22日(金)

FXトレーダーコース スキャルVSスイング!!FXプロが本音でトーク

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

f:id:gaitamesk:20191224173146p:plain
「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

f:id:gaitamesk:20191224173226p:plain

「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

f:id:gaitamesk:20191224173242p:plain

「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


「外為注文情報」はこちら

ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。