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FX/為替予想「本日は豪雇用統計!結果が良くても豪ドル/円の上値は限定的?」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/7/14

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

本日7月14日 10:30 6月分豪雇用統計発表
・5月分の豪雇用者数は6.06万人増と予想の2.5万人増を大幅に上回る。失業率は前月と同じ3.9%に留まったが、労働参加率が66.7%(前月66.3%)へ上昇。過去最高となった(6月16日)。

・WTI原油価格は前日に大幅下落となったが、対露制裁の影響による原油逼迫懸念が根強く反発。1バレル=98ドル手前まで上昇(7月13日)。

・中国、上海では12-13日に新型コロナの大規模検査の実施、そして一部地域では部分的な封鎖が開始している。市場では4月の様に経済の混乱が再び拡大するとの懸念が強まっている(7月12日)。

・7月5日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.50%)通り0.50%の利上げを実施。声明は概ね前回と同じ内容で、経済指標次第では次回以降も大幅利上げの可能性を残した。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。4-6月分は8月17日発表予定。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。4-6月期分は7月27日発表予定。

今日のメインシナリオ

本日は豪雇用統計!結果が良くても豪ドル/円の上値は限定的?

本日は豪6月雇用統計の発表が予定されている。前月の豪雇用統計は質・量ともに良い結果となり、豪州の国内経済が堅調に成長していることを印象付けた。既に労働参加率と失業率は観測史上一番良い状態(高い労働参加率と低い失業率)であることから、今回は量よりも雇用の質、正規雇用者数の増減に注目していきたい。
相対的に見て良い結果と判断されれば、豪準備銀行(RBA)の大幅な利上げにも豪経済は耐えられるとの思惑から豪ドル/円は買い、悪化していた場合は豪ドルは売りと素直に反応しそうだ。豪州は国内経済は堅調なものの、景況感などの見通しに関しては悪化している。ここに「雇用が悪化」が加わると、RBAの利上げに豪経済が耐えられないとの思惑が強まりそうだ。また、RBAは利上げ幅に関して雇用統計などのデータを重視すると示していることから、利上げ幅が縮小される可能性も出てくる。そうなると、大幅利上げを続ける「対米ドル」での豪ドル売りが強まることから、豪ドル/円も大きく下落することとなりそうだ。
また、豪州は資源国通貨の代表格としてもみられている。いくら国内経済が堅調であっても、世界経済の減速懸念が燻っている現状では、豪ドルは売られやすい部類の通貨となる。特に交易関係の強い中国の上海市などで再びロックダウンが導入される可能性がある。そのため、豪雇用統計の結果が強くても豪ドル/円の下落トレンドを変えるほどのインパクトはないと見ている。

個別の想定シナリオ

■豪雇用統計が強い結果となる
⇒豪経済は堅調に成長している
⇒豪ドル/円は上昇
⇒欧州や中国で経済減速懸念が燻る
⇒資源需要減退の思惑強まる
⇒豪ドルは資源国通貨
⇒豪ドル/円の上値は限定的

チャート分析

今後の注目材料

豪6月雇用統計
中国(特に上海)の新型コロナ情勢
欧州の経済への思惑

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに大雨。7時に豪ドル/円の移動平均と豪ドル/米ドルのMACDで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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