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ドル/円:上値余地が限られる可能性。下値抵抗にも注意。トレンドはドル強気を維持。136.60-70を上抜けて終えれば下値リスクが後退して一段のドル上昇へ。

 

ドル/円:上値余地が限られる可能性。下値抵抗にも注意。トレンドはドル強気を維持。136.60-70を上抜けて終えれば下値リスクが後退して一段のドル上昇へ。

日足は2手連続陰線引けとなった。個々の足は下げエネルギーの強いものではないが、直近の陰線が5/24に付けた126.36を直近安値として下値を急角度で切り上げてきたトレンドラインを若干下抜けた位置で終えており、日足の形状が悪化し始めている。135.00~134.00ゾーンに日足の抵抗が散在するが、134円を割り込んで終えた場合は調整下げ局面入りが確定的となり、132~133円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも131円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは“ドル弱気”に変化しない。逆に136.60-70の抵抗を上抜けて終えるか、137.10-20の抵抗をクリアした場合は、“ドル強気”の流れに戻して一段のドル上昇へ。日足の上値抵抗は135.60-70,136.00-10,136.30-40,136.60-70に、下値抵抗は135.00-10,134.50-60,134.00-10,132.60-70にある。21日移動平均線は134.59に位置しており、短期的な下値抵抗として働いているが、134円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて下値余地がさらに拡がり易くなる。120日、200日線は、123.90と119.96に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 一方直近の週足を見ると、実体が小さく上ヒゲの非常に長い陽線が出ている。2週連続して上値トライに失敗しており、週初は下値トライの動きが先行すると見られるが、下値を急角度で切り上げる流れには変化が認められず、週足の形状も崩れていない。また、135.00-10、134.20-30に週足ベースで見たやや強い下値抵抗が出来ており、終値ベースで134.20-30の抵抗を下抜けない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。短期トレンドは“ニュートラル”な状態にあるが、136円台を回復して越週すれば下値リスクがやや後退、136.90-00の抵抗を上抜けて越週した場合は、調整下げが一巡した可能性が高くなり、一段のドル上昇に繋がり易くなる。逆に134.20-30の抵抗を下抜けて越週した場合は、調整下げ余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも131円を割り込んで越週しない限り、短期トレンドは“ドル弱気”に変化しない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、136.00-10,136.90-00,138.10-20に、下値抵抗は135.00-10,134.20-30,132.40-50,131.00-10にある。31週、62週移動平均線は121.92と116.39に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 月足を見ると6月足は寄付き安値の大陽線で終え、強い上昇トレンドを維持している。また、135.00~135.50の月足の抵抗を若干上抜けた位置で越月しており、上値余地がさらに拡がる可能性が点灯している。7月足が135円を割り込んで越月した場合は6月足の上抜けが“ダマシ”であった可能性が生ずるが、月足の形状が良い状態を保っていることから、反落した場合でも、今月中は深い押しにも繋がり難いと見られる。7月足の上値抵抗は136.50~137.00,139.50~140.00、144.50~145.00に、下値抵抗は134.50~135.00,131.00~131.50,129.00~129.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は、112.33と116.26に位置しており、長期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは134.20-30で押し目買い。損切りは133.80で浅めに撤退。ドル売りは136.20-30の戻り待ち。損切りは136.80で撤退。 上値は、135.60-70に軽い抵抗が、135.90-00,136.20-30,136.60-70にやや強い抵抗が出来ているが、136.70超えで終えるか、137.10-20の抵抗をクリアした場合は、 “ドル強気”の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなる。下値は、135.00-10に軽い抵抗が、134.70-80,134.50-60,134.20-30,134.00-10に強い抵抗があるが、134円台を維持出来ずに終えた場合は、新たな下落リスクが生じて下値余地がさらに拡がり易くなる。この下の抵抗は133.60-70,133.00-10,132.60-70,132.20-30,131.90-00。131円を割り込んで終えない限り、押しは再び買い場となろう。

ドル/円【日足】期間:2021/10/28~2022/07/01(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/05/17~2022/07/01(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:144円台で目先天井を確認した可能性が点灯中。下値抵抗にも注意。139.80以下で越週するか139円割れで終えた場合は、新たな下落リスクが点灯。

直近の日足は値幅の大きい陰線引けとなり、上値を切り下げている。この陰線の下ヒゲが非常に長く、下値トライにも失敗しており、週初の突っ込み売りにも注意する必要があるが、6/28に付けた144.28で目先天井を確認した可能性が生じており、反発余地が限られる可能性がより高い状態にある。上下に振らされる展開が続いており、飛びつき買い、突っ込み売りにも注意したい。短期トレンドは142円台を回復して引ければ“ニュートラル”な状態に戻すが、144円台で終えるまでは上値余地も拡がり難い。また、139円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して、下落余地がさらに拡がり易くなる。日足の上値抵抗は141.40-50,141.90-00,142.30-40,143.10-20,143.50-60に、下値抵抗は140.40-50,139.80-90,139.10-20にある。144円台で終えれば“強気”の流れに戻して一段の上昇へ。逆に、139円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じて下値余地がさらに拡がり易くなる。21日移動平均線は141.91に位置しており、この下に入り込んで下値リスクがやや高い状態にあるが、120日、200日線は134.72と132.88に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 一方直近の週足を見ると、値幅の大きい陰線引けとなり、上昇一服となった。この足の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗した形で終えており、単体では続落の可能性に注意が必要なものだが、一方で、3月に付けた124.40を基点として下値を急角度で切り上げる流れは崩れておらず、下値トライに失敗する可能性を残しており、突っ込み売りにも注意する必要がある。この週足の下値抵抗は139.80-90にあるが、これを割り込んで越週した場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなる。逆に可能性が低いと見るが、144円台に実体を乗せて越週した場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して上値余地がさらに拡がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は142.90-00,144.00-10,144.40-50に、下値抵抗は140.00-10,139.80-90,138.00-10にある。138円も割り込んで越週した場合は、中期トレンドの変化に要注意。31週、62週移動平均線は133.54と132.16に位置しており、中期トレンドをサポート中。 月足を見ると6月足は陽線引けとなり続伸して越月したが、6月足の上値抵抗であった143.50~144.00を実体ベースで上抜けられずに終えている。またこれを上抜けた場合でも145.00~145.50に一段と強い上値抵抗が控えており、145.50超えで越月しない限り、上値余地も拡がり難い。一方下値も、3月に付けた124.40を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、中・長期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。但し、138円を割り込んで越月した場合は、6月に付けた144円台で目先天井を確認した可能性が高くなり、一段の下落リスクに注意が必要となる。7月足の上値抵抗は144.00~144.50,145.00~145.50,147.50~148.00に、下値抵抗は140.00~140.50,138.00~138.50,134.00~134.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は128.31と127.79に位置しており、長期トレンドは“ユーロ強気”の流れにある。 今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か、140.30-40で軽く押し目買い。損切りは139.70で撤退。ユーロ売りは141.40-50で戻り売り。上値余地を141.80近辺まで見ておく必要がある。損切りは142.10で一旦撤退。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻すが、144円台に実体を乗せて終えるまでは下値リスクを残すことになる。 上値は、141.40-50,141.80-90,142.30-40にやや強い抵抗があるが、全てクリアすれば“ニュートラル”な状態に変化、142.50超えに実体を戻した場合は下値リスクがやや後退、143.10-20,143.50-60,144.00-10の抵抗を全てクリアして実体を144円台に乗せるか、144.40-50の抵抗をクリアした場合は、“ユーロ強気”に変化して145.00~145.50までもう一段上値余地が拡がり易くなる。下値は、140.30-40,140.00-10,139.60-70,139.10-20に強い抵抗があるが、139円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが点灯、138円割れで終えた場合は、中期トレンドも変化して135~136円をトライする動きへ。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2021/12/14~2022/07/01(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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