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FX/為替予想「メキシコペソは大幅利上げ継続期待で買われやすい」FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2022年6月28日

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買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス

メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標やイベントを個別に点検します。

2022年4月のメキシコ失業率は3.03%へ小幅悪化するも、低水準は維持
本日6月28日発表!
2022年3月は2.97%と大幅改善。メキシコの失業率が3%以下となるのは、コロナ前の2020年3月以来で、2008年以降では最低水準。4月の失業率は3.03%へ小幅悪化。本日発表予定の5月分も小幅悪化予想…

メキシコ中銀は政策金利を大幅利上げした。次回以降も継続の可能性あり

2021年6月以降9会合連続で合計3.75%の利上げを実施し政策金利は現在7.75%。国内のインフレを抑制をするために、「必要ならばさらに利上げを行う」とタカ派的スタンス。次回は8月11日。

メキシコ中銀は8会合連続利上げ中だが、インフレ率は高止まりしている

6月9日に発表されたメキシコの5月消費者物価指数は前年比+7.65%と2021年11月からインフレ率は7カ月連続7%台で高止まり。高止まりするインフレは政策金利の上昇の一因とはなるものの、国民の家計には厳しい…

世界経済の減速懸念が強まっているが、資源価格はまだまだ高い

世界的な経済減速懸念が資源価格の下落を誘っている。資源国のメキシコから見ると資源価格の下落はマイナス材料。とはいえ、CRB指数(世界的に注目される商品先物指数)は約1年前と比べると約1.5倍とまだまだ資源価格は高い。

日銀のみ金融緩和継続で円安基調は変わらない

日銀と他の主要国中央銀行との金融政策の方向性の違いは継続。日銀が方針転換するまでは、基本的には円安基調は変わらない。

パワーバランス まとめ

メキシコ中銀は政策金利を7.75%まで利上げした。利上げ前にはインフレ率が中銀目標(3%±1%)の遥か上で高止まり。メキシコ中銀は「必要ならさらにやる」と強気。世界的な経済減速に対する警戒感から資源価格が下落しているが、約1年前と比べると資源価格はまだまだ高い。日銀との金融政策の方向感の違いがメキシコペソ/円の下値を支える一因。

メキシコペソ/円、いまが買いどき?

メキシコペソの買いどき指数は60%

国内の高インフレからメキシコ中銀は利上げサイクルを継続。高止まりするインフレ率を背景に次回8月の会合でも大幅利上げが実施される可能性が高い。労働市場は3月に2020年3月以来の低水準を記録したがじりじりと悪化している。対円では日銀が大規模緩和政策を維持していることからメキシコペソ/円の円安基調は変わらない。警戒点は、世界の主要国がこぞって利上げ(金融引き締め)を実施していることによる世界経済の減速。この警戒感が強まるような材料(経済指標の悪化や要人発言)が出てくると、資源国通貨であるメキシコペソにはネガティブな材料となる。

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

 

経済指標予定

6月28日 20:00 メキシコ5月失業率
7月1日 23:30 メキシコ6月製造業PMI
7月7日 20:00 メキシコ6月消費者物価指数

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店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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