シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング5万枚超へ増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円

ポイント
【円ネットショート3週連続減少】
5月31日時点で円のポジションは、ドルに対して9.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.5万枚減少。
期間中のドル/円相場は月末の持ち高調整と見られる動きで126円台から128円台へと持ち直した。
ただ米景気後退懸念が浮上する中、投機筋は円売り持ち(ショート)の一部を手仕舞ったと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント
【ユーロネットロング5万枚超へ増加】
5月31日時点でユーロのポジションは、ドルに対して5.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが大幅に取り崩されたことから、ネットロングは前週から1.3万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、欧州中銀(ECB)の当局者らがラガルド総裁の利上げ計画の支持を表明したことから、約1カ月ぶりに1.0787ドル前後へと上昇。
米国景気の先行き不透明感も相まって、ユーロに対するショートカバー(売り方の買戻し)が上昇に拍車をかけた可能性もある。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル

ポイント
【ポンドネットショート減少】
5月31日時点でポンドのポジションは、ドルに対して7.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが積み増され、ショートが小幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から0.6万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、一時1.2667ドル前後まで上昇する堅調な展開となった。
米景気不安もあって欧州通貨に見直し買いが入る中、投機筋のポンド弱気姿勢がやや後退したようだ。
↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション
「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
