FX/為替予想「ポンド/円は英国内の政治不安で下落の可能性」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/6/6

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・5月5日にイングランド中銀(BOE)は政策金利を1.00%に0.25%の利上げ
 金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中3人は0.50%の利上げ支持
 成長見通しを2023年がマイナス0.25%、2024年が0.25%になると下方修正(従来はそれぞれ1.25%、1.00%予想)。

・英1-3月期GDP(国内総生産)は前期比+0.8%と予想(+1.0%)を下回る。英3月月次GDPは-0.1%と前月からマイナス成長(5月12日)。

英3月失業率(ILO方式)は3.7%と前回(3.8%)から改善。賃金上昇率も+4.2%と前回(+4.1%)を上回った(5月17日)。

英4月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.0%(予想+9.1%)と前回の英3月分(+7.0%)からインフレは更に加速。1982年以降、最大のインフレ率となった(5月18日)。

・英4月小売売上高(除自動車)は前月比+1.4%(前月は-1.1%)と大幅に改善(5月20日)。

・英国では2020年6月のロックダウン中にジョンソン首相が飲酒を含むパーティーを開催した(パーティーゲート)を巡り、与党内からも不信任の動きが強まっており、一部報道では6月8日にも不信任投票が行われる可能性が浮上している(6月6日)。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は英国内の政治不安で下落の可能性

先週発表された米国の一連の経済指標は「米国の経済減速は懸念されていたほどではない」ことを示す結果となった。それにより、米国の9月利上げ一旦停止説は下火となった。他方で欧州ではECBが7月に利上げ開始時期を前倒しすることがほぼ確実となり、豪州、英国も利上げサイクル継続予想となっている。そのため、異次元緩和を継続する日銀と主要国中央銀行との金融政策の方向性の違いが再び意識され始めており、円が売られやすい(円安になりやすい)状況となっている。
ポンドは以前より、英経済の減速懸念それによるBOEのハト派化懸念が燻っている。その他、2020年6月のロックダウン期間中のパーティーゲートにより、英与党内からもジョンソン首相への不信任が強まっている。一部報道では8日にも不信任投票が行われる可能性が出てきているため、政治的な不安感から前述の日本円の次に主要通貨の中では買われにくい部類に入っている。ポンド/円は他通貨ペア同様に円安基調は変わらないが、不信任投票次第では短期的にポンドと円の立場が逆転して、ポンド/円下落ということもあり得るので要注意だ。

個別の想定シナリオ

■ジョンソン首相への不信任投票の可能性
⇒英国内の政治不安
⇒ポンドは買いにくい
⇒ポンド/円の上値は限定的

チャート分析

注目材料

ジョンソン首相の不信任投票の可能性

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは曇りとなっている。ポンド/円、ポンド/米ドルのRSIで9時に買いサインが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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