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FX/為替予想「ポンド/円は米ISM製造業の結果次第では下落?」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/6/1

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・5月5日にイングランド中銀(BOE)は政策金利を1.00%に0.25%の利上げ
 金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中3人は0.50%の利上げ支持
 成長見通しを2023年がマイナス0.25%、2024年が0.25%になると下方修正(従来はそれぞれ1.25%、1.00%予想)。

・英1-3月期GDP(国内総生産)は前期比+0.8%と予想(+1.0%)を下回る。英3月月次GDPは-0.1%と前月からマイナス成長(5月12日)。

英3月失業率(ILO方式)は3.7%と前回(3.8%)から改善。賃金上昇率も+4.2%と前回(+4.1%)を上回った(5月17日)。

・北アイルランド議定書に関して、英政府が今後数週間以内に北アイルランド議定書の一部を事実上無効化する法案を提出する方針を示す(5月17日)。北アイルランド議定書の一部を破棄すればEUが報復措置を取る可能性がある。

英4月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.0%(予想+9.1%)と前回の英3月分(+7.0%)からインフレは更に加速。1982年以降、最大のインフレ率となった(5月18日)。

・英4月小売売上高(除自動車)は前月比1.4%(前月は-1.1%)と大幅に改善(5月20日)。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は米ISM製造業の結果次第では下落?

本日の注目は米国の5月ISM製造業景況指数(ISM製造業)となる。5月30日の独CPIが史上最高値となったことで、市場の関心は再び各国のインフレと経済政策に向き始めている。それでも、米国の景況感を表すISM製造業の結果は今後の米国の政策金利決定に影響を与える一因となり得る。予想は54.5と前月(55.4)よりも悪化となっている。予想に近い結果であれば為替相場への影響は軽微となりそうだ。好不況の境目となる50.0を割り込んでいた場合は、短期的だがリスクオフの円買いが優勢となりポンド/円も下落することとなりそうだ。
ポンドには英経済の減速懸念それによるBOEのハト派化懸念、が燻っている。ISM製造業の結果が予想を上回った場合は、米国の9月以降の利上げ継続(利上げ幅拡大)期待が膨らみ、ポンドは対米ドルで売られることとなりそうだ。その場合は、ドル/円の上昇圧力次第にはなるが、ポンド/円はポンド/米ドルの下落に引きずられて売られることも考えられるので、ポンド/米ドルの動きに注意しておきたい。

個別の想定シナリオ

■予想を上回る米ISM製造業の結果
⇒米国の利上げサイクル継続(利上げ幅拡大)期待強まる
⇒英国は経済減速への懸念から、利上げサイクルが止まる可能性が懸念されている
⇒ポンド/米ドルでポンド売り強まる
⇒ポンド/円は下落

チャート分析

注目材料

米ISM製造業景況指数

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは晴れ。ポンド/米ドルのストキャスティクスとRSIで15時に買いサインが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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